「AQUOS R10」のカメラはR9と比べてどう? 撮り比べて分かった“進化”荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)

» 2025年09月16日 13時30分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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見た目以上に進化していたAQUOS R10なのだった

 かくして、AQUOS R10はAQUOS R9と比べて予想以上に進化しているのだった。

 もう1つ、暗所での撮影にも強くなったのも取り上げておきたい。

AQUOS R9の人形
AQUOS R10の人形 1枚目がAQUOS R9、2枚目がAQUOS R10で撮った、店頭に置かれていた焼き物の人形。閉店後なので、ライトも当たっていない

 これに関していえば、色や明るさはR10の方が正確だけど、人形の顔の色はR9の方が好ましいかな。R9の方が全体に明るく処理されているので、人によってはこっちの方を好ましく感じるケースも多い気がする。けれど、より現実に近い写りなのはR10の方だ。

 さてこの2枚。人形の顔のアップを見てみると、R10の画像処理がレベルアップしているのがよく分かる。

 R9の方が人形の肌は滑らかなのだけど、これ、本来はR10のようにざらついてるのが正しいのだ。R9の方は、ディテールがちょっとつぶれちゃっているのである。

見比べる 一見、R9の方が肌が滑らかで明るいように見えるけれど、よりリアルなのはR10の方なのだ。暗所でもディテールがしっかり残っているのが分かると思う

 他にR10の新機能として「オートマクロ」がある。最近のハイエンドスマホでは大抵搭載しているもので、至近距離で撮ろうとすると、自動的により近くにピントが合う超広角カメラに切り替わり、そこから1x相当(23mm相当)のエリアを切り出すというものだ。

 広角カメラと比べると画質はちょっと落ちるけど、より近くまでピントが合うようになる。

オートマクロ 被写体にググっと近づくと、オートマクロが働いて(花のアイコンが青くなることで分かる)、カメラが超広角に切り替わる
ミニカーを撮ってみる オートマクロをつかってぐぐっと寄って撮ったポルシェのミニカー。大きさが分かるように、手前に定規を置いてみた

 こんな感じかな。

 では、最後に他のAQUOS R10の作例を。

 ポートレートモードは「動物」と「人物」を選べるのが面白いところ。今回は動物で。毛並は「ふんわり」めにしている。

 ただポートレートに関しては、2xでのポートレート撮影ができるようになったのは嬉しいけど、ちょっとエッジの処理とかに甘いときはあったかな。

ポートレートモード ポートレートモードは「動物」と「人物」を指定できる。これは「動物」で、アイコンが肉球になっている。動物のときは毛並のふんわり具合も指定できる
2xでネコ 2xで撮ったネコのポートレート。さすがにひげは途中からボケてるけれど、背景がぼけたネコ写真になった

 続いて超広角の作例として、遠近感が強く出るヤツを。主要被写体が何であるかはまあ見ての通り。

超広角 超広角ならではの極端な遠近感を出してみた。広い範囲を撮るのみならず、強い遠近感を生かすのも超広角の楽しさだね

 せっかく「デジタルズーム時の画質が良くなった」ということで、「3x」の望遠でひまわりを撮ってみた。撮影時は夏だしね。

ひまわり ひまわりがちょっと遠かったので、3xにして撮影。気軽にデジタルズームできるのは良い

 人物作例も行こう。これは2xで撮影。後ろにハトがいた。

屋外で 今にも雨が降りそうな屋外で2xで人物撮影。非常にナチュラルな色が出てくれた

 最後は青空もの。青空と畑と建物だ。空の青の描写が、前モデルから少し変わっている。個人的には、今回の方がいいかな。

空を撮る 空がきれいに晴れていたので(暑かったけど)、手前に畑を入れて撮ってみた。空の青の表現が今までとは少し変わった。

 というわけで、今回は「見た目」も「アウトカメラのスペック」もパッと見では変わってないけれど、実はスペクトルセンサーがついてホワイトバランスの精度が上がったとか、何気に暗所やデジタルズーム時の画質が上がったとか、なんとドキュメントの影も消してくれるようになったとか、進化ポイントが幾つかあるよというので、ホントにそうなのか確かめてみよう、とAQUOS R9と対決させてみた。そうしたら、予想以上に進化していて感心した、という結論になったのだった。

 シーンによっては「前モデルの方が好みだった」という人もいるだろうが、全体としてはカメラとしてレベルアップしていると言っていい。デジタルズーム時の画質が格段に上がったのは朗報だ。

 個人的に「これはいい!」と思ったのは自動的にテキストの影を消す機能かな。ぱっと画像メモ代わりに撮る時、あるいは、さっと紙の文書をデジタル化したいとき、影があるとやっかいだからね。

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