ここでiPhone Airの話もちょっとしよう。持ち上げると、薄さより軽さにびっくりする。「この大きさで、この軽さかー」という驚きだ。
iPhone Airのアウトカメラはシングル構成で、4800万画素のFusionカメラを備えている。シングルなので「iPhone 16e」のカメラと似ているが、Airの方がセンサーサイズが大きく、その分画質も上がっている。
レンズは26mm相当でF1.6となっている。「iPhone 17」のメイン(広角)カメラと同じ設定で、iPhone 17 Proよりは少し画角が狭い。
ということでガスタンクを撮ってみる。
デジタルズームの倍率は最高で10x(260mm相当)となる。画質は少し落ちるけど、10xだと考えると悪くはない。
でも、まあそういうムチャをして使うカメラじゃない。「クオリティーが高いシングルカメラ」といっていいんじゃなかろうか。
とまあ、各モデルのカメラの特徴やウリが分かったところで、他の被写体も撮ってみよう。ここから先は、特記のない限りiPhone 17 Pro、iPhone 16 Pro、iPhone Airの順で掲載していく。
まず人物から。半逆光の状態で、2xの望遠として撮影したベンチでリラックス写真だ。こうしてみると、前世代のiPhone 16 Proよりも今回の2モデルの方が肌の発色がよくなっているのが分かる。微妙に調整されているのだ。
次はポートレートモード。倍率を2xにし、スタジオ照明をオンにして顔を明るめに出した。人を撮ったとき「もうちょっと肌を」と思ったら、ポートレートモードの「照明」を「スタジオ照明」にするといい。顔が明るく滑らかになる。
ここで注目は、シングルカメラのiPhone Airもかなり優秀ということだ。日常的に使えそう。背景のボケ具合に差があるのは、デフォルトの値を使っているから。
次は室内で料理。どれもメインカメラの2xで撮影している。この辺の基本的な画質は変わらないが、白い皿の表現を見ると今回の2モデルの方が好ましいかな。
もうちょっと暗いところへ行こう。最近お気に入りのアジア料理屋前に置いてある素焼きにペイントしたっぽい人形。
夜の撮影なので十分暗い場所で、1xで撮影している。一般的に、デジタルカメラは「センサーサイズが大きな方が暗所に強い」と言われているけれども、iPhone Airクラスであれば、遜色ないのである。拡大してガン見すると「iPhone 17 Proよりもちょっとディテールが少し弱いかな?」というくらい。
比較はこのくらいで。実のところ、≪基本画質についてはiPhone 17 Proはもちろん、iPhone Airも十分なところに達してるのだ。
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