筆者の仕事部屋は1階で、日当たりが悪い。夏は比較的涼しく過ごしやすいのだが、冬になると底冷えする。外気温が16度の午後2時の時点で、室温は18.4度であった。
お気に入りのマグカップに注いだコーヒーは、いつまで温かさを保てるのだろうか。
カップに注いでから30分後、コーヒーの温度を測ったところ、42.8度であった。いつもなら既に冷たくなっている頃だ。
カップウォーマーは、カップそのものをあたためる仕組みだ。持てないほど熱くなっていたらどうしようかと心配していたのだが、それは杞憂(きゆう)であった。実際はほんのり温かいが、熱くはない程度といったところ。
1時間が経過すると、38.0度まで下がり、2時間後には36.3度になっていた。
ヒータープレートの温度は体温と同程度であり、「ほんのり温かい」というレベルだ。しかし、ドリンクをただ置いておけば冷蔵庫から出したばかりのような冷たさにまで冷えるため、温かいだけでもありがたい。
今回試用したカップはホーロー製であったため、熱損失は大きかった。しかし、陶器製でフタ付きのカップであれば、より長い時間温かさを保てそうだ。
なお、注意書きには、魔法びん構造や真空断熱構造でなくとも「ダブルウォールカップ」は使用しないようにとの指示がある。このことから、電子レンジやオーブンでも使えるボダム製グラスなども、使用を避けたほうが無難である。
さて、公式サイトや取扱説明書では、ヒータープレートの温度は「約80度」と説明されていた。このため、試す前はカップの側面から熱が逃げたとしても、飲み物がそこまで冷えることはないだろうと考えていたが、実際は30度近くも温度が低下した。
不思議に思い、ヒータープレートの温度を測ったところ、最も高い場所でも38.6度であった。中心付近では21.5度である。
これでは36度まで飲み物の温度が下がっても致し方あるまい。このあたりは、“キチント(KITINTO)”した記載を望みたいところだ。
とはいえ、普段ならすぐに冷え切ってしまう飲み物を、ある程度保温してくれるカップウォーマー。これからの季節、デスクに置いておいても損はないだろう。770円という価格設定もあり、筆者としても「まあ、いいかな」と納得できるアイテムだった。
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