数通りの接続方法があるものの、今回はBluetooth接続を試みた。音源として接続したのは「Galaxy Z Flip7」だ。
接続方法は非常にシンプルで、2WAYサウンドバーの電源を入れると自動的にBluetooth接続モードに入るので、スマートフォンの設定から2WAYサウンドバー(2523_PREKR01)を検索してペアリングするだけだ。別のスマートフォンと接続したい場合は、1台目のスマートフォンのBluetoothをオフにするか、ペアリングを解除する。すると、自動的に2WAYサウンドバーがペアリングモードに入るので、接続したい別のスマートフォンでペアリングを行えば良い。
接続が完了したところで、2ユニットの状態で試聴した。ステレオサウンドを実感したかったからだ。
高音部では多少シャリシャリとしているし、低音部もパワーが足りない印象だが、“ひどい”というほどでもない。というのも、Galaxy Z Flip7のスピーカーと比べればよく鳴るからだ。
ただし、iPhone 16(無印)のスピーカーと比べると見劣りしてしまう。音の深みに物足りなさを感じてしまった。iPhoneシリーズユーザーであれば、iPhoneのスピーカーで音を流したほうが幸せになれるかもしれない。
一体型にしてみたらどうだろうか。意外なことに、2ユニットタイプで鳴らしていたときより、音のパワフルさと深みが増した。ステレオ感は若干減少したものの、製品紹介ページにあるように迫力のある音を楽しむことができた。設置場所があるなら、一体型での利用をオススメしたい。
音楽再生ではそこそこ良い体験を得られたが、Bluetooth接続のまま映画の視聴を試してみたところ、音の遅れが気になった。ワイヤレス接続とはいえ、「Bluetooth 5.3って、こんな感じだっけ?」と思わずにいられない。映像を再生する場合は、有線接続を検討した方がいいだろう。
MOVIEモードでは、やり過ぎ感が否めなかった。映画館での視聴体験を意識したような、響かせすぎた音に感じられた。「あと2段階ほど抑えられていれば、より聞きやすかっただろう」と残念な気持ちになってしまった。
また、MOVIEモードだけ他のモードと比べ、音量が大きくなる仕様になっている。「なぜレベルを同じに調整できなかったのか」と不思議だ。モード変更前に、音量をある程度下げるなど対策をしておきたい。
2WAYサウンドバーは、本体操作部でも入力切り替えを行える。電源がオンの状態で電源ボタンを短押しすると、Bluetoothモード、HDMI-ARCモード、AUXモード、OPT(光デジタル)モードをスイッチングできる。電源をオフにしたい場合は、電源ボタンを長押しする。
この製品は2WAYで利用できるのが面白い。一体型で使えば(iPhoneシリーズを除く)スマートフォンより高音質なので、小さい子供のいる家庭やいたずらをしがちなペットのいる家庭などで利用するのに良さそうだ。
もしくは、学習用タブレットやChromebookなどと接続して子供部屋で使うのも良いかもしれない。ヘッドフォンを長時間利用すると、耳への悪影響が懸念されるし、何を聞いているのか親側で判断しづらい。しかし、外部スピーカーやサウンドバーを使えばその両方を防げる。2WAYサウンドバーは学習用タブレット(iPadシリーズを除く)より高音質だし、子供用として手頃な価格帯である。
たまに外部スピーカーで音を流したい、子供やペットがいたずらをするかもしれないので音響機器にそれほどお金をかけられないという層にマッチしそうな製品だ。
3COINSで1万6500円の「10.1インチ タブレット」を試す 雑に扱える手軽さで、子供や大人の2台目に検討の価値アリ
3COINSから10.1型タブレット発売 1万6500円で2台目や子ども向けに
3COINSから10.1型タブレット発売 1万6500円で2台目や子ども向けに
【3COINS】330円のiPhone 13〜16向け「ガイド付きガラスフィルム」 失敗せず正確に貼り付けられる
【3COINS】770円の「刺繍テープスマホストラップホルダー」 4色から選べるCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.