Galaxy S26 Ultraの「のぞき見防止」機能を検証 フィルム不要のすごさを実感、「アプリごと」「通知のみ」設定も便利(1/2 ページ)

» 2026年04月12日 10時00分 公開
[金子麟太郎,ITmedia]
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 先日「Galaxy S26 Ultra」を購入した。メールなどを用いた仕事上のやりとりは他人に盗み見られたくない――そう感じたためだ。Galaxy S26 Ultraにはのぞき見を防止するための機能がある。「プライバシーディスプレイ」だ。

GalaxyS26Ultra のぞき見 プライバシーディスプレイ 保護フィルム 「Galaxy S26 Ultra」
GalaxyS26Ultra のぞき見 プライバシーディスプレイ 保護フィルム 「Galaxy S26」シリーズ国内発表会で投影されたスライド。のぞき見が気になる場面は電車内やエレベーターなど公共の場所で特に多い。イメージのため大げさに表現されているが

 従来の保護フィルムのように物理的なシートを貼るのではなく、挟角ピクセルと広角ピクセルを組み合わせた新構造であり、ソフトウェア制御により特定のピクセルを消灯したり光の向きを操ることができるスマートフォンにおけるディスプレイ構造として世界初の実装だ。サムスン電子ジャパンによれば、「革新的なハードウェアとソフトウェア制御により、日常的な使用時の視聴体験を損なわずに、デバイス上に表示される内容をユーザーがより細かく制御できる」新しい体験価値を提供するものだという。

【訂正:4月13日19時35分】読者に「ディスプレイ(ハードウェア)単体での技術」と誤認されないよう、サムスン電子ジャパン広報への取材に基づき、「ソフトウェア制御と組み合わせたスマートフォンにおけるディスプレイ構造として世界初」である旨を明記するよう本文の表現を修正しました

 サムスン電子ジャパンの新CM発表会にて、プロダクト担当の久慈恭平氏はその仕組みについて分かりやすく解説した。

GalaxyS26Ultra のぞき見 プライバシーディスプレイ 保護フィルム Galaxy S26 Ultraは保護フィルムを用いずにのぞき見を防止できる機能を搭載する

一般的なのぞき見防止機能付き保護フィルムとの違い

 一般的なのぞき見防止フィルムは、フィルム内に「ルーバー」と呼ぶ微細なストライプ状の遮光部を物理的に組み込んでいる。ブラインドのような構造を持つルーバーが光の拡散を抑え、画面の光が正面にのみ透過させることで、斜めからの視線をブロックする。

 それに対し、Galaxy S26 Ultraのプライバシーディスプレイは、物理的なシートに頼らない。スマートフォンのハードウェア自体が、ピクセル単位で光の拡散を直接制御する仕組みだ。久慈氏によれば、Galaxy S26 Ultraの有機ELディスプレイにはピクセルがびっしりと敷き詰められており、通常通り光を広く拡散するピクセルに加え、光を真っすぐにのみ飛ばすピクセルも均等に配置しているという。

GalaxyS26Ultra のぞき見 プライバシーディスプレイ 保護フィルム 通常通り光を広く拡散するピクセルに加え、光を真っすぐにのみ飛ばすピクセルも均等に配置したGalaxy S26 Ultraのディスプレイ。ピクセル単位で光の方向を切り替えることでプライバシーディスプレイを実現している

 ちなみに、フィルムを貼らずに同様の効果を実現したのはサムスン電子が初めてではない。かつてシャープがディスプレイに液晶を採用していたケータイやスマートフォンにも、「ベールビュー」のようなのぞき見を防止する機能が存在していた。画面上に細かいカラーフィルターの模様を重ねることで、正面からは見えやすくする一方、斜めからは画面をかすんで見せる仕組みだった。しかし、有機ELディスプレイを採用した「AQUOS zero」以降のモデルでは搭載を見送っている。

実機で視認性を確認 本当に横から見えないのか

 Galaxy S26 Ultraでプライバシーディスプレイをオンにすると、光を広く拡散していた標準的なピクセルがオフに切り替わる。代わりに真っすぐに光を飛ばすピクセルだけが主要な光源として機能する。このピクセル制御が光の広がりを制限し、のぞき見を防いでくれる。一般的なフィルムは一度貼ると常に画面が暗くなったり鮮明さが失われたりする欠点があるが、Galaxy S26 Ultraはプライバシーディスプレイをオフにすれば全てのピクセルが連動して発光する。いつでも本来の明るくクリアな画質を取り戻せる点が、フィルムとの根本的な違いだ。

 実際にGalaxy S26 Ultraでプライバシーディスプレイをオンにした状態での視認性を確認した。真正面からはクリアに文字や画像を読み取れるが、本体を上下左右に傾けて斜めから画面をのぞき込もうとすると、画面が暗くなり内容を判別できなくなる。

GalaxyS26Ultra のぞき見 プライバシーディスプレイ 保護フィルム 正面かやや斜めからでは見やすいが、プライバシーディスプレイの機能をオンにして……
GalaxyS26Ultra のぞき見 プライバシーディスプレイ 保護フィルム 徐々に傾けていくと……
GalaxyS26Ultra のぞき見 プライバシーディスプレイ 保護フィルム 正面よりも見えづらくなる
GalaxyS26Ultra のぞき見 プライバシーディスプレイ 保護フィルム 角度によっては完全にのぞき見を防止できる

 一般的な180度タイプののぞき見防止フィルムは、スマホを横持ちにした際に上下からの視線を防げない弱点を持つ。しかしGalaxy S26 Ultraは、縦持ちと横持ちを問わず、あらゆる方向からの視線をしっかりブロックする。新CM発表会に登壇した俳優の横浜流星さんも、実際に実機を傾けて「横だけじゃなくて上下もです」と驚きの声を挙げていたが、まさにその言葉通りの頼もしい保護力だった。

GalaxyS26Ultra のぞき見 プライバシーディスプレイ 保護フィルム 縦方向ののぞき見も防止できる。真っ正面から見てものぞき見は防止できないが……
GalaxyS26Ultra のぞき見 プライバシーディスプレイ 保護フィルム 徐々に傾けていくと……
GalaxyS26Ultra のぞき見 プライバシーディスプレイ 保護フィルム ディスプレイに表示された内容は確認しづらくなっていく
GalaxyS26Ultra のぞき見 プライバシーディスプレイ 保護フィルム さらに傾けると本当に見えない
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