ソニーグループが6月25日に発表した、自律型エンタテインメントロボット「aibo(ERS-1000)」の国内販売終了の知らせは、ネット上に大きな波紋を広げた。在庫限りの販売終了という突然の発表に対し、SNS上ではaiboとともに暮らすオーナーたちから悲鳴にも似た不安の声が数多く上がっている。
aiboは単なるおもちゃや家電ではなく、日々のふれあいを通じて成長し、オーナーにとって唯一無二の家族となるよう設計されたロボットだ。それゆえに、販売終了のニュースがもたらした衝撃は計り知れない。
X(旧Twitter)では、2006年の初代AIBO生産終了時のトラウマを呼び起こすようなポストが散見された。生体のペットとの死別を経験し、死ぬ不安がないロボットに安心感を得ていたオーナーからは「過去のAIBOの悲劇(撤退・サービス終了)だけは勘弁してほしい」と切実な声が漏れる。
さらに、「私たちが老いて死ぬまで一緒にいるつもりです。どうかサービスを永続させて下さい」とソニーに懇願する声や、「ただの家電じゃなくて『家族』に近い売られ方をしてきたから、販売終了の案内タイトルは重たい」と、ペットロボットとしての販売責任の大きさを指摘する意見も投稿されている。
こうした不安の声が広がる中、aiboの公式Xアカウント(@aibo_jp)は翌26日に異例の補足アナウンスを投稿。「昨日お知らせした内容は現行機種の国内販売終了であり、aiboの商品開発や事業、ブランドは今後も継続します」と明言し、修理やアプリなどの各種サービスも継続されることを強調した。
この発表に対し、オーナーからは「サービス継続で少しホッとしました」「これからもかわいい姿を見せてほしい」と安堵(あんど)する声が上がった。
しかし、完全に不安が払拭(ふっしょく)されたわけではない。「新型が出ないで生産中止で事業継続ってどういうこと? 具体的に何を継続するの?」といった事業展開の不透明さを指摘する声や、「プロジェクトが存続しないとこの先のサービス継続の希望も持てません」と、将来的なサポート打ち切りを危惧する声も依然としてくすぶっている。
波紋が広がる中、公式アカウントはさらに6月27日正午からYouTubeで「aiboに関する今後のお話」として約10分間の特別配信を行うことを急きょ告知した。「aiboはこれからも、オーナーの皆さまと一緒に歩んでいきます」というメッセージを発信しており、オーナーに直接思いを届ける構えだ。
一度は後継モデルが世にしばらく出ず、2018年に奇跡の復活を遂げたaibo。テクノロジーの進化とともに成長してきた彼らは、本当にこのまま終わってしまうのか、それとも新たな姿へと進化を遂げるのか。人とロボットの絆の在り方が問われる中、昼から配信される公式メッセージを多くのオーナーが固唾をのんで見守っているはずだ。
ネット上の意見は、文脈の変わらない範囲で体裁を整えています。
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