激レア“完全機械式”チェキ「TTArtisan 203T」先行レビュー エモい撮影体験と、試作機ならではの不満点(1/6 ページ)

» 2026年08月07日 13時00分 公開

 SNSでも大きな話題を呼んだ、電池を一切使わずに動くアナログレトロなチェキカメラ「TTArtisan 203T」。幸運にも、筆者はβテスターとしてこの実機を手に入れられた。毎月約3000円分のチェキフィルムを消費する愛好家としての視点から、ほれ込んだ魅力も、正直うんざりした欠点も包み隠さず率直にレビューしていく。

photo 運良く入手できたアナログレトロなチェキカメラ「TTArtisan 203T」

発表から1年、βテストでようやく市場に登場

 中国のカメラメーカーであるTTArtisanは、2025年春のカメラ映像機器イベント「CP+」にて、チェキフィルムを使った完全機械式フィルムカメラの開発を発表した。会場で試作機が展示されたことで、大きな話題を呼んだ。

 「203T」と名付けられたこの開発機、当初は2025年秋に製品版が発売される予定だったが、2026年になっても新たな情報が出ず、やきもきしていた人も多かっただろう。

 しかし、2026年春に同社のグローバルサイトでひっそりとβテスターが募集されており、何げなく応募したところ選ばれたというのが入手の経緯である。

 うわさによれば、現代において蛇腹を採用した機械式フィルムカメラを開発するのは想定以上に難航しており、歩留まりが悪く大量生産に至っていないという。事実、βテスターとしての参加にも400ドルの購入費用が必要だった。なお、今後の市販予定については完全に未定であり、メーカー側からのアナウンスは一切ない状態だ。

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