セコムは、従業員がカスタマーハラスメント(カスハラ)を受けた際、iPhoneやApple Watchの専用アプリを通じて録音による記録や、上司へのHELP通知を行う仕組みにより企業のカスハラ対策を支援するサービス、Safe Assist(セーフアシスト)を10月1日に発売する。
近年深刻化するカスタマーハラスメントへの対策として、企業に防止措置を義務付ける改正労働施策総合推進法が10月1日に施行される。この法改正により、企業には相談体制の整備や迅速な事実確認、被害を受けた従業員への適切な対応といった組織的な対策が求められる。しかし、現場における運用の難しさが課題となっている。特に、正当なクレームや要求と悪質なカスタマーハラスメントとの区別が難しく、被害の発生状況を正確に把握することも困難だ。これが企業による適切な対応を阻む要因となっている。
セコムはこうした発生時の運用課題を解決するため、カスタマーハラスメント対策支援サービスSafe Assistを10月1日から発売する。本サービスは「記録して、知らせて、社内で対応できる」をコンセプトに据え、音声の記録、上司へのHELP通知、本部での情報共有を1つの仕組みとして提供する。従業員は「iPhone」や「Apple Watch」の専用アプリを利用し、被害を受けた際に録音による客観的な記録を残せる。同時に上司へのHELP通知を行うことで、発生時の速やかな状況把握と社内での迅速な連携対応を可能にする。
夜間の施設や店舗、あるいは顧客の訪問先といった環境では、従業員が一人で対応せざるを得ず孤立しやすい。従来の環境では対応が個人任せになりがちだったが、Safe Assist は組織全体で従業員を守る体制を整える。個人に負担を集中させず、企業が一体となって対処できる環境を提供する点に大きな特長がある。
施設や店舗において、セコムのオンラインセキュリティや監視カメラなどの既存サービスとSafe Assistを組み合わせて導入することで、セコムならではの安全と安心を提供するという。Android端末への対応も計画中で、利用環境の拡大を進めている。
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