月額490円で6万コンテンツが見放題 「UULA」2月14日サービス開始（2/2 ページ）

エイベックス・エンタテインメントとソフトバンクの合弁会社、UULA（ウーラ）が2月14日から、ソフトバンクモバイルのXシリーズをのぞくAndroidスマートフォンとiPhone／iPad向けに、月額490円の映像配信サービスを開始する。追加料金なしですべてのコンテンツが楽しめる。

[園部修，ITmedia]

解像度・ビットレートは3種類、コーデックはH.264 MPEG4

　再生画面は基本的に横画面で、音声は基本「字幕なし」だが、映画などは「字幕あり」「吹き替え」なども選べる。画質は「標準画質」「高画質（Wi-Fi）」「最高画質（Wi-Fi）」の3種類が選択可能だ。標準画質は、解像度が320×240ピクセル、ビットレートは300kbpsで、Wi-Fi接続を利用していない場合はこのモードでのストリーミングとなる。高画質（Wi-Fi）は480×360ピクセルの500kbps、最高画質（Wi-Fi）は640×480ピクセルの1.5Mbpsとなっている。映像のコーデックはH.264 MPEG4で、DRMにはPlayReadyを採用している。

　なお、キャッシュを利用すればローカルにデータを保存できるので、Wi-Fi環境で最高画質モードの映像をキャッシュしておき、あとでマイリストから再生するときれいな映像で楽しめる。ちなみにキャッシュはスマートフォンの内蔵メモリに空き容量があれば、本数制限なく落としておける（ただし再生する際には一定期間毎にライセンス認証をする必要がある）ので、見たいものはWi-Fi環境でキャッシュするという使い方が良さそうだ。

コンテンツの詳細画面から「再生」を選ぶと、音声と画質を選択してコンテンツが楽しめる。高画質な映像はWi-Fi環境でのみ再生できる

　ちなみに、UULAは複数のスマートデバイスでアカウントを共有できる。具体的には、最大3つまでの機器を登録し、それぞれの端末でコンテンツが楽しめる。なお、登録デバイスは切り替えることも可能で、月に2回までは変更が可能だ。アプリはFacebook連携機能も備え、「いいね！」をしたコンテンツがタイムラインに投稿されたりする。なお、UULAはソフトバンクモバイルのAndroidスマートフォンとiPhone、iPad Wi-Fi＋Cellular版でのみ利用可能となっている。

設定画面でIDを登録しておけば、アプリ起動時に自動ログインが可能。デバイスは1つのIDにつき3台まで登録でき、コンテンツがさまざまな環境で楽しめる。登録デバイスは1カ月に2回まで変更可能だ。iOS版は、iOS 5.0以上のiPhone 3GS／4／4S／5、iPad（第3世代）、iPad 2、iPadをサポート。iPad miniでも動作するという。ただしWi-Fiモデルはサポートされていない

　UULAの目標会員数は非公表だが、「（UULAと同じような取り組みとしてNTTドコモで提供している）dビデオ powered by BeeTVの会員が現在400万いるので、あとからかけるUULAもそこに向かって頑張って行きたい」と意気込んだ。

時節柄、2月14日を意識したと思われるお土産も配られた