米Googleは2月1日(現地時間)、モバイル版「Google Maps」で利用する位置情報サービス「Google Latitude」に、チェックイン機能を追加したと発表した。Android端末ユーザーは、Google Mapsをバージョン5.1.0にアップデートすれば利用できる。iPhone版は現在開発中という。
チェックインは、米foursquareなどのロケーションベースのソーシャルサービスの基本機能。ユーザーがショップやレストランなどのローカルビジネスに入った際に「チェックイン」すると、その情報が友人と共有できるというもの。一般に、チェックインするとそのローカルビジネスの情報を閲覧できるほか、クーポンなどが利用できるサービスもある。
Google LatitudeはGoogle Mapsの1機能で、ユーザーの位置情報を追跡し、ユーザーが許可した相手と位置情報を自動的に共有できるようにする。これまではマップ上の位置と住所しか共有できなかったが、Google Placesに登録されているローカルビジネスにいる場合は、チェックインすることで具体的なビジネス名を共有できるようになった。
Google MapsでLatitudeを起動すると、メニューバーにチェックマークが表示される。これをタップするとチェックイン先の候補リストが表示され、該当するローカルビジネスを選択すればチェックインは完了だ。その際チェックイン先のGoogle Placesページが表示されるので、例えばレストランにいる場合などはメニューやほかのユーザーのレビューを見るなど、Google Placesのサービスを利用できる。
ほかのチェックインサービスにはない機能として、以下の3つの特徴がある。いずれもLatitudeの位置追跡機能を利用したものだ。
Latitudeのサービスは完全にオプトイン(ユーザーが選択する)になっており、情報を共有する相手は設定画面で選択できる。
Googleによると、現在のLatitudeのアクティブユーザー数は1カ月当たり1000万人という。
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