「スマスピ」おしゃべり広場
Google Homeの家電連携で“未来”に浸る
声だけでAI(人工知能)や機械を思い通りに操る。映画『2001年宇宙の旅』の「HAL」や『ナイトライダー』の「K.I.T.T.」にあこがれた世代なら一度は夢見るシチュエーションだろう。それが自宅で簡単に楽しめるようになった。
スマスピ連載4回目は、「Google Home」を使った家電操作がテーマ。フィリップスのLED照明「Hue」とGoogleの「Chromecast」を接続したテレビとを試した。
リビングを演出する「Hue」
フィリップスの「Hue」は、スマホなどから操作できるLED照明。今回は「スターターキット」として販売されているコントロールボックスとLED電球3個のセットを使い、リビングの天井にある3連スポットライトをHueに交換した。一方のコントロールボックスは自宅の無線ルーターに有線で接続。各電球との間はZigbee(無線規格)で接続される。
Hueの1番の特徴は、1つの電球の中にR、G、B(レッド、グリーン、ブルー)のLEDモジュールを搭載していること。スマホアプリの操作で幅広い調色(電球の色を変える)と調光(電球の明るさを変える)が可能になっている。
Google Homeアプリの「スマートホーム」メニューから「デバイス」を開き、「Hue」を選択。今回は3つのLED電球を全て「リビング」に登録したが、ほかの部屋に取り付けて個別に制御することも可能だ。
GoogleアシスタントはアーティストのTOTOを「トートー」と呼ぶなど、ちょっと未成熟でコツが求められる部分もある。それはHueの操作でも同じだ。
例えば、調色したいとき。
「ねぇ、Google、照明を赤“く”して」
「すみません。お役に立てそうにありません」
「ねえ、Google、照明を赤“に”して」
「リビングの3つのランプを赤にします」
1文字しか変わらないのに結果は真逆だ。
では、これは通用するか。
「ねえ、Google、照明を“電球色”にして」
「リビングの3つのランプを電球にします」
日本語がおかしい。でも、ちゃんと電球色に変わった。どうやらGoogleアシスタントにとって「電球」は色の種類のようだ。
「Chromecast」でいつものYouTubeチャンネルを
Chromecastは、テレビのHDMI端子に差し込むタイプのストリーミングデバイスだ。対応するスマートフォンやタブレットから画像や音楽をテレビ画面にキャストしたり(映し出す)、「Googleフォト」に保存している写真を表示したり、「YouTube」や「DAZN」「Netflix」といった動画配信サービスを視聴したりと、これ1台あれば古いテレビも最新スマートテレビのように使える。
今回はAVアンプの空いていたHDMI入力にChromecastを装着し、自宅の無線LANに接続。「Google Homeアプリ」で機器を追加登録し、設置した場所(今回はリビングにした)を選択すれば設定は終了する。ちなみにテレビは10年ほど前に購入したプラズマで、画質には満足しているものの最近のスマートな機能は全く持っていない。
「ねえ、Google、YouTubeでITmediaを見せて」
「リビングでYouTubeのアイテメディアを再生します」
アイテ? それでもちゃんとITmedia NEWS編集部の番組「ITmedia News TV」の最新回が再生された。
ほかにも普段見ているYouTubeチャンネルを声で指定すると、かなりの精度で見つけ出し、最新話を再生してくれる。Netflixに加入していれば、「フラーハウス見せて」など特定のコンテンツを指定した言い方にも対応するという。
「ねえ、Google、テレビ消して」
テレビやAVアンプがオフになる。もちろん10年前のテレビや7年前のAVアンプがGoogle Homeに対応しているわけではない。Chromecastの電源が切れ、HDMI CEC(コンシューマー・エレクトロニクス・コントロール)によってAVアンプやテレビの電源が連動した形だ。それは分かっているが、やはり声の指示だけでAVシステムの電源が切れると気分がいい。
ながら操作の良いパートナー
音楽配信サービス「Spotify」なども試してみたが、全体として“できること”はまだ限られ、各デバイスの専用アプリを導入したスマートフォンの代わりになるとは思えなかった。それでも手を使わずに操作できるのは格別の気分だ。
PCのキーボードをたたきながらBGMを変え、マッサージチェアに身を任せたまま照明を暗くする。そして寝転んだ状態で、いつものYouTubeチャンネルを再生する。手が離せない忙しいときはもちろん、リモコンやスマホを手にすることすら億劫(おっくう)なときでもGoogle Homeは嫌な顔をせずにサポートしてくれる。使っていると最初は「できないこと」の多さに不満を覚えるが、そのうち「できること」を中心に自分に合った使い方を考え始め、便利に感じ始めるのだから不思議だ。
そして対応機器は今後も増えていく。11月上旬にはiRobotのロボット掃除機「ルンバ」が対応する予定のため、こちらも試してみたいと思う。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
「スマスピ」おしゃべり広場
今話題の「スマートスピーカー」はわれわれの生活をどう変えていくのか。Google、Amazon、LINEなど各社が参入する「スマスピ」事情をさまざまな角度から紹介していきます。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
日本人の大腸がん、約半数に“腸内細菌の毒素”が関与 40歳以下の発症は7割 東大・阪大が200人を全ゲノム解析
-
2
「コミューン」不正アクセスでLINEヤフー、Sansan、パナソニックでも会員情報漏えいの可能性
-
3
「お前たちのクラウドはわれわれのもの」 IDCFクラウドの管理画面に出た攻撃者のメッセージ 内容に運営元は
-
4
MicrosoftのナデラCEO、「SIモデルは“内部リスク”として扱うべき」とXに投稿 統制はモデルの外に置くよう提言
-
5
「男は狩り、女は採集」はどこまで本当? 約8割で女性も狩り、乳児連れの例も 過去100年の狩猟採集社会を調査
-
6
AnthropicのAI、未解決殺人事件で警察に虚偽の情報提供 米政権は「通知と是正は義務」と警告
-
7
JR東日本、「えきねっと」「ビューカード」などで漏えいか メルアドなど最大609万件 IDCFへの不正アクセスで【追記あり】
-
8
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
9
新作映画「バイオハザード」公開で原作ゲームも大盛り上がり? 劇場でマンガ家が頷いた、その理由とは
-
10
OpenAI、安全性研究者3人を解雇 本人らは「安全性を優先したため」と主張、同社は「機密情報の扱いに関する規定違反」と説明
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR