驚きのフラッグシップ機(何しろメカシャッターを搭載しなかったのだ)「Nikon Z9」を発売したのがα1と同じ21年の12月……となると、25年にはニコンから“Z9 II”が出てきてもおかしくはないよね。Z9はマメなファームアップによってまだ古びてはいないけど、可能性はある。出るとしても後半かな。
次は「下」。下というと聞こえが悪いけど、小型軽量で比較的廉価なモデルって意味だ。10年前はそのクラスが市場を引っ張っていたが、スマートフォンの隆盛に伴って「わざわざカメラを買おう」という人たちが減り、その層に向けた製品もぐっと減っていた。
でも、それが徐々に復活しつつある。
23年はキヤノンの「EOS R50」(事実上、Rマウント版のEOS Kissだ)や「EOS R8」が登場。ソニーはα7C IIを投入。
ニコンは? と思った私は1年前のこのコラムで「ニコンはZ 5やZ 50からかなり時間が経っているので、カジュアルモデルをリニューアルするにはいい時期だ」と書いたのだけど、出たのはZ50 IIだけだった。
“Z5 II”は出なかった。今年はフルサイズセンサー機の入門モデルとしてZ5 II登場に期待したい。
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