7.2インチサイズのワイド液晶の解像度が1280×768ドットという高解像なのも非常に思い切ったスペックといえる。ワンランク大きい8.5インチサイズでも800×600ドットが普通であるし、ひところ主流だった10.4インチや現在携帯重視PCで多く採用されている12.1インチサイズの液晶でも、視認性の観点から1024×768ドットとなっている。
より小さいサイズのパネルで、より高い解像度を表示するため、とくに文字の視認性を心配すると思うが、スペック的な理屈を述べると、液晶の開口率を高めて輝度を高めた新開発の「ワンダーピクセル液晶」を搭載して視認性を高めた、ということになっている。しかし、そのような理屈とは関係なく、実際に使ってみると、液晶は明るく、コントラストがはっきりとしているので、高解像度でも視認性で不便を感じることはなかった。
ただし、標準の状態でアイコンをクリックし、アイコンの文字を読み取るのはさすがに厳しい。Windowsの画面プロパティからアイコンやタイトルバーのサイズを変更すれば、そのあたりの問題は解決するが、設定項目が多くチョット面倒かもしれない。
そのようなときは、CV50Fにインストールされている「見やすいコン2」を使えばいい。このツールは、画面プロパティで設定できるアイコンやタイトルバーのサイズと間隔、文字の大きさなどを4段階(詳細設定ではスライドバーを使って無段階に設定可能)で一括して設定してくれる。
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