マウスコンピューターのX(旧Twitter)公式アカウントが、PCの早期購入を勧めるポストを行った。特に理由は記載されていないが、PCパーツの価格高騰が背景にあるものと思われる。
このポストの影響か、マウスコンピューターのWebサイトは一部つながりづらい状況となっているようだ。
昨今、データセンターでのAI(人工知能)処理需要が高まっており、その影響を受けてデータセンター向けのメモリ/ストレージ/GPUの需要も増えている。メモリ/ストレージ大手のMicron Technologyは、この需要に応えるためにコンシューマー向け製品事業からの撤退を決めたほどだ。
データセンター需要と関連して、自作PCでの利用を想定したメモリ/ストレージ/GPUの単品価格も上昇傾向にある。特にメモリの値上がりぶりはすさまじく、1年前には考えられないほどの高値となっている。
通常、PCメーカーはパーツメーカーと年単位で供給契約を結んでいるため、パーツ単品での購入と比べると価格変動は少ない。ここ最近の「同じスペックならメーカー製のPCを買った方が結構安い」という事象は、この供給契約による恩恵が大きい。
しかし、マウスコンピューターがこのタイミングでPCの購入を早期に勧めるような行動に出たということは、そう遠くない未来にメーカー製PCも“値上げ”するというサインなのだろうか……?
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