なによりPrescottコアPentium 4も搭載可能なハイスペックキューブを――Shuttle「SB61G2 Ver.3」週末アキバPick UP!レビュー(2/2 ページ)

» 2004年05月21日 20時16分 公開
[古田雄介(アバンギャルド),ITmedia]
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ドライバーの出番が少なく、手軽に組める。

 次は、パーツの組み込みをチェックしてみた。

 CPUを搭載する際には、ケースファンごとヒートパイプを外す必要がある。まず、ケースファンだけ持ち上げてヒートシンクを分離する。背面にドライバー不要のねじが4本あり、手で簡単に回せる。次に、リテンションバーを取り外すが、これも手前側2箇所のコーナーを両手で押さえるだけなので、苦労はない。

CPU側ヒートシンクの裏は、銅製プレートが貼られている

 ベイは、前述のようにねじ2本で取り外せるので、ドライブ類は余裕のあるスペースでゆったり組み込める。ベゼルもベイに付いてくるため、フロント回りの作業も容易だ。なお、メモリの装着はベイを外している間に行う。

ドライブ類の取り付け時には、構造上HDDから設置する必要がある

ハイスペックと語るに十分なパフォーマンス

 ベアボーンの性能を測るために、手持ちのマシンと同じパーツを使って、PCを完成させた。PCMark04を起動させて、全体のパフォーマンスを比較する。CPUやHDD、総合スコアはパーツに依存してしまうが、参考程度に見てもらいたい。

 使用したパーツと、比較に使ったマシンは以下の通り。

(共通パーツ)

  • CPU:Pentium 4/2.40B GHz
  • メモリ:PC2100 512Mバイト
  • HDD:IDE 7200rpm 120Gバイト

(比較したマシン)

  • マザーボード AOpen「MX4GER(J)」(Intel 845GEチップセット搭載)
  • グラフィックス Intel 845GE内蔵
  • 電源ユニット 200ワット

 

Shuttle「SB61G2 Ver.3」のベンチマークテスト
HDD Score3918
Graphics Score622
Memory Score3324
CPU Score3288
PCMark Score2645

手持ちマシンのベンチマークテスト
HDD Score3920
Graphics Score535
Memory Score2313
CPU Score3107
PCMark Score2505

 同じパーツを利用しながら、手持ちのブック型PCと同等、またはそれ以上のスコアを記録した。

 主要パーツを共有したため、メモリのスコア以外大きな差は見られないが、チップセットの違いが、全体的なスペックアップにつながっているようだ。グラフィックスカードを搭載すれば、スコアの穴もなくなり、バランスのよい性能に組み上がることだろう。

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