DVDビデオを徹底活用できる「DaViDeo4 Pro」レビュー(2/2 ページ)

» 2004年10月06日 00時00分 公開
[坪山博貴,ITmedia]
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 HyperVideoCDでは1枚のCDに長時間の動画を保存することはもちろん、VideoCD完全準拠で複数のCD-Rに分割して書込むこともできる。また再エンコードを行うことになるが、今回DVD-Rに2時間45分収められた動画からCD-R1枚へ圧縮コピーでは、ファイル変換に要した時間は1時間強と再生時間の半分以下であった。

HyperVideoCDではCD-Rの容量を指定すると1枚に収まるように自動でビットレートが設定される。音質を下げて画質向上させるも可能だ。「標準VideoCD」を選択して複数枚のCD-Rに分割し、VideoCD完全互換でコピーすることもできる
HyperVideoCDに変換(エンコード)中の画面。2時間45分の動画を約1時間で変換できるのがわかる

 さすがにCD-R1枚に2時間以上を越えた動画をコピーすると画質はかなりぼんやりとした感じになるが、実用性が失われるほどではない。また2時間以内程度であれば、2passエンコードをすることで可変ビットレートが有効に機能するため、固定ビットレートのVideoCDに遜色ない画質という印象だ。画質にはそれほど拘らないが、とりあえず保管はしておきたい、再生も手軽にDVDプレイヤーでといった場合など有効に利用できる機能だ。

CD-Rに2時間強収まるように約500Kbpsでエンコードされた映像。さすがにオリジナルとの違いははっきりするが、動画として破綻はしていない。プライベートサイズのテレビで視聴する程度なら十分だろう

手軽さが魅力のファイル変換機能

 DivXやWMVへの変換では手軽なフロントエンドとして利用できるし、民生機で録画したり、既にPCでDVDビデオ化したからDVDメディアからダイレクトに高圧縮、高画質エンコードできる点が魅力となる。これらの作業は無償で利用できるソフトの組み合わせでも実現可能だが、通常は一度HDD上にリッピングしたり必要なコーデックを揃えたりと結構面倒だし、相応の知識も要する。

 「DaViDeo4 Pro」を利用すればDVDメディアからダイレクトにエンコードが可能で、CD-Rなどに再保存する場合ならメディア容量を指定すればビットレートを自動で設定してくれる。ポケットPC向けではフラッシュメモリに合わせたメディア容量がプリセットされている点も便利だ。

 WMVではWMV8/9のコーデック、1pass/2pss、画面解像度の変更も可能となっている。DVDメディアからダイレクトという手軽さは、万人向けのメリットになるはずだ。

WMVへの変換では概ね基本と思われるエンコード設定が行える。ファイルサイズがCD-Rに収まるようにビットレートの自動設定も可能で、ファイルサイズを制限せずに任意にビットレート設定もできる

テレビ録画はDVDレコーダー任せという人には特にお勧め

 ここまでで触れた以外にもDVDビデオから音楽CDを作成する機能もあり、これもHDD上のDVDフォルダからなら1時間の動画で実測で約5分と極めて高速であった。「Fit to DVD」「HyperVidepCD」なども含め処理時間が全体に高速なのも「DaViDeo4 Pro」の大きな魅力と言える。

 既に触れたとおりDVDビデオからの様々なフォーマットへの変換をサポートしており、用途は幅広い。「DaViDeo4 Pro」を活用すればDVD-R/+R、CD-R、HDDと3つのメディアを目的に応じて動画の保存先としてより簡単に使い分けが可能になる。

 テレビ録画はPCではなくDVDレコーダーにお任せといった人には特に便利だ。DVDレコーダーで保存用にDVD-RにダビングしたらPCでDivXやWMVに手軽に高圧縮保存して、プライベートルームではPCで楽しむといったこともできるし、子供用の番組はHyperVideoCDを活用して安価なCD-Rにコピーし、子供に専用メディアとして渡してしまうという手も使える。CD-Rなら雑な扱いで駄目にしてしまってもそれほど惜しくない価格だろう。

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