今後のPCケース差別化ポイントは、各パーツの配置位置工夫の方向もWPC EXPO 2004

» 2004年10月20日 15時45分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

 PCケースやモバイルラック製品をリリースするLian Li(国内代理店:セリング)のブースでは、丸穴パンチングメッシュ加工がなされた、PowerMac G5風デザインが特徴のPCケース「PC-V1000」(関連記事参照)や、Xeonも搭載可能なサーバー用途向けのフルタワーモデル「PC-V2000」のほか、PC-V1000のサイレントバージョンというべき静穏モデルの「PC-V1100」、そして現在の売れすじともなっているスタンダードなミドルタワーケース「PC-6077」の後継製品の参考展示が行われていた。

photo Lian Liブース

 PC-V1000は、ケース内部が5インチベイ+マザーボード、3.5インチベイ、電源部と三つの区画に分けられているのが特徴となっている。各パーツの配置方法も独特で、上段の区画にマザーボードを180度回転させて設置し、下段区画に電源とHDD搭載ベイを搭載する仕様となる。

photo PC-V1000は6月に発売済み。価格は2万6000円前後(ITmedia Shoppingでの最安値をチェックする
photo PC-V1000のフルタワー版「PC-V2000」。Xeon対応のマザーマウントプレートも付属され、5インチベイ7基、3.5インチベイ12基分がある巨大さ。この背の高さから、上下区画はきれいにほぼ2分割される

 冷却手段も独特だ。まずは、上段区画の全面から吸気し、背面12センチファンと電源ファンより排気する方法、そして下段区画の全面部にある12センチファンから吸気しHDDを冷却、そのままケース下へ排出する方法である。なおケース下は、アルミ製キャスターが標準搭載される。

photo 区画別におけるエアフロー図

 ただ、本体に穴がいくつもあけられているPC-V1000は、冷却性のよさという反面、内部の音ももれやすくうるさい傾向にある。

 そこで内部仕様やレイアウトは同じく、フロント部がドア式となった静音モデル「PC-V1100」が登場した。PC-V1100は、上部と左右のケースパネルに遮音シートを装着し、フロントドアを閉めることで稼動音を劇的に軽減させるという。

photo 本体重量は約10キロ。価格は、電源なしで3万3000円ほどを予定しているという

 そして、スタンダードなミドルタワーケース「PC-6077」の後継モデルも型番未定ながら展示が行われていた。

photo ケース背面から吸気するタイプとなる90度曲がったCPUファン用ダクトとグラフィックスカード冷却用ファンを搭載可能とするファンアタッチメントが特徴。

 このCPUダクトは、背の高いヒートシンク付き冷却システムなどに対応するために写真のような固定式ではなく、長さ調整式を搭載する案もあるという。

 また、今後のPCケースにおける仕様の差別化ポイントについて、国内代理店のセリング説明員によると、デザインそのものというより冷却性、とりわけグラフィックスカード用の冷却システムの工夫がポイントになってくるのではという話だ。

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