隠し玉続出の「プライベートイベント」も見逃せない今週はCOMPUTEX TAIPEI 2005で四苦八苦した(2/3 ページ)

» 2005年06月02日 18時32分 公開
[長浜和也,ITmedia]

ギガバイトのマザーボードは「8Σ」から「iDNA」に進化する

 ギガバイトのプライベートイベントは昨年に引き続きインテルと共同で開催。昨年のイベントでは「6Dual」から「8Σ」へ進化したマザーボード関連技術をアピールしたが、今年も「iDNA」というキーワードでマザーボードの進化をアピール。

 8ΣがDDR2メモリにデュアルBIOS、DPS、Cooling、CIA2、MIB2といったマザーボードの処理能力や安定性を重視していたのに対して、iDNAは従来の性能、安定性に加えて「Security」を重要な構成要素として加えている。

2005年のギガバイトマザーはiDNAがキーワード。「性能」「使い勝手」「セキュリティ」を向上させる

 iDNAのコンセプトを実現させる構成要素として、ギガバイトがアピールするのはインテルとギガバイトがそれぞれ開発した技術。「Performance DNA」と呼ぶ性能を向上させる要素に、インテルの「デュアルコアCPU」「EMT64」と、ギガバイトの「C.I.A.2」「M.I.B.2」を並べるなど、両社の協力関係を強調するプレゼンテーションを展開していた。

 また、iDNAで実現する具体的な新機能として「i-RAM」「i-Touch」「i-Lock」を発表。i-Lockはリモートデバイスを用いた電源オンオフ、オートロック機能、i-Touchは指紋認証デバイスを用いたセキュリティ機能。

 注目を集めたのがRAMディスク拡張カードともいうべき「i-RAM」だ。DDRメモリスロットを実装したPCI拡張カードに最大4Gバイトまでメモリを搭載し、高速なデータストレージとして利用できる。

 拡張カードはPCIスロットに差すが、データのインタフェースはSerial ATAを利用。ギガバイトは「安価なDDRメモリを使って劇的なパフォーマンスアップが可能。エンコード処理や3DCG処理で効果を発揮する」と説明する。

i-RAMはメモリスロットを実装した拡張カードをPCIスロットに差して使う。データのインタフェースはSerial ATAを利用する

ギガバイトが示したi-RAMのパフォーマンス。PCMark04のHDDテストでSerial ATA HDDが3912に対してi-RAMは56560に

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