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» 2005年06月06日 15時42分 公開

週末アキバPick UP!レビュー:5インチベイに内蔵できる水冷キット2005年モデル――「WATERCOOLER WC-202」 (1/3)

アキバに登場したこだわりパーツをとりあえず試す「週末アキバPick UP!レビュー」。今回は、3月12日の調査で発見した5インチベイに搭載可能な水冷キット「WATERCOOLER WC-202」をチェックした。

[古田雄介(アバンギャルド),ITmedia]

 2004年夏のブレイク以来、水冷キットは一時のブームに終わらず、冷却パーツの買い換え需要が停滞する冬場でも、一定のユーザー層を確保していた。アキバの某ショップ曰く、静音性や冷却効果はもちろん、奇抜なデザインに惹かれて導入するユーザーも結構多いという。また、オプションパーツを増設してCPUのほかにグラフィックスチップ、サウスブリッジ、HDDなどの冷却をまとめてできるものも人気の根底を支えているとか。

 さて2005年も暖かくなってきて、水冷キットの“今年バージョン”も次々にリリースされてきた。その中で最も早くアキバに出回りだしたのが、今回紹介するEVERCOOL「WATERCOOLER WC-202」だ。

photo EVERCOOL「WATERCOOLER WC-202」。価格は1万4000円前後(ITmedia Shoppingで最安値をチェックする)
photo CPU・グラフィックスチップ用ブロックのほか、水流チェック窓付きのチューブを含めて全部で5本のチューブが付属する。チューブは標準パーツを普通に接続すると1本余るので、オプションパーツ増設時用として使える

CPUとグラフィックスカード水冷を標準構成でフォロー

 WC-202は、メインラジエータとポンプを5インチベイに搭載するタイプの水冷キットで、フロントに給水口とファンの回転数などを示す液晶モニタを搭載する。

 標準構成でCPUブロックとグラフィックスチップ用ブロックが付属する。そしてメインラジエータとは別に、ケース背面に取り付けるセカンドラジエーターもセットされており、冷却水循環の途中でも部分的に放熱できる仕様になっている。

photo CPU・グラフィックスチップ用と2種類の冷却ブロック、ファン付きセカンドラジエータが付属する

 2004年モデル「WC-201」と比較すると、液晶パネルのサイズが大型化され、水流がチェックできる窓付きのチューブが加わっている部分が見た目で異なる。

photo 新たに採用された水流チェック窓付きチューブ。羽の向きで取り付ける方向が決まるので注意しよう(冷却水の流れが羽の傾斜側→平らな側に流れるようにする)

 WC-202のスペックは以下の通り。

WC-202
対応環境Socket 7/A/754/939/949、Socket 370/478、LGA775
ブロック数CPUブロック×1、グラフィックスチップブロック×1
放熱部構成メインラジエータ(5インチベイ1段型)、セカンドラジエーター(背面装着型)
タンク容量約200ml
吐出力(水流)630ml/分
チューブ径外径8.5ミリ/内径4.5ミリ

 本体は、5インチベイ1段ぶんに搭載できるコンパクトサイズながら、冷却液がポンプを出てから経由するパーツが3種類ある構成となっている。2つのラジエータはケースの空きスペースを利用して邪魔にならない場所を選択できるので、水冷パーツを将来増設するという場合も有利だ。

 タンク容量と水流量はやや控えめだが、メインラジエーターのコンパクトさを考えるとまずまずといえる。AMD K6など、3〜4年前の環境にも対応するため、メインマシンだけでなく旧型のサブマシン(たとえば常時起動の家庭内サーバなど)用として使用するにも適しているといえる。

photo 5インチベイに搭載するフロントパネル部。右側のつまみでファン回転数の調整が、左側には給水口が設けられる。つまみの周りには、回転数によって青→紫→ピンク(停止は赤)へと変化するLEDが搭載され、マシンの状況が遠目からでも把握しやすい

メインラジエータの設置には光学ドライブ+3センチ程度の奥行きが必要

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