きょうはギガバイト「GA-K8AMVP PRO」で“CrossFire”の実力に迫ってみた。グラフィックスカード(4/4 ページ)

» 2005年09月01日 06時37分 公開
[長浜和也,ITmedia]
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どちらがマルチGPUを“うまく”使いこなしているだろうか

 そうはいっても、絶対的パフォーマンスを重視する観点から見た場合、NVIDIA SLIが優れているのはグラフからも明らかである。しかしそれは、RADEON X850XTが2004年に登場したGPUであることを考えると、ATIにとってはいささか酷な評価でもある。

 そこで、NVIDIA SLIとCrossFireそれぞれの「マルチGPUの効率」を見るために、「単体構成によるベンチマーク結果を“1”とした場合の相対性能」を比べてみた。

 単体構成と比較した2枚構成の相対性能は総じてCrossFireがNVIDIA SLIを上回っている。とくに重負荷テストにおいて、CrossFireの相対性能は伸びる傾向を示している。

 絶対性能を比較した場合、現時点では(相対的に)古いGPUを組み合わせざるをえないCrossFireが不利になるのはいかしかたない。しかし、このようにCrossFire自体は「性能向上率」が高いことを考えると、次期主力GPUが登場した場合、そのパフォーマンスには十分期待できるのではないだろうか。

 もし、いま手元にRADEON X850、もしくはX800ファミリーがあるならば、CrossFireを導入するためにはCrossFireに対応したマザーボードとグラフィックスカード1枚を購入すればよい。今回試用したGA-K8AMVP PROの実売予想価格はまだ示されていないが、大体2万5000円から3万円の間につけてくる可能性は高い。

 RADEONユーザーがマルチGPU環境を導入しようとした場合、これまではNVIDIAの対応GPUを搭載したグラフィックスカードを2枚購入しなければならなかったことと比べると、たとえマザーが高めであっても導入コストは安く抑えられる。RADEON X850/800ファミリーユーザーであるならCrossFireの導入は一考の価値が十分にある。

 もし、絶対性能至上主義のユーザーであるなら、もうすぐ発表されるであろうATIの次期主力GPUを待って導入するのもいいだろう(CrossFireの製品登場がここまで引っぱっているのも、R500番台の登場を待っている、と考えられなくもない)。NVIDIA SLIを超えるであろうCrossFireのマルチGPU効率の高さは、そのとき、最高の3Dパフォーマンスをユーザーに与えてくれるはずだ。

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