調査当日の金曜、アキバ各ショップにDFI製ATXマザー「LANPARTY UT RDX200 CF-DR」が入荷した。価格は2万5000円前後で、在庫は少数。
RDX200 CF-DRは、CrossFire対応チップセット「RADEON XPRESS 200 CrossFire Edition」を搭載する初のマザーボード。PCI-Express x16スロットを2基備えるほか、PCI-Express x1が1基、PCIスロット4基が並ぶ。
基板レイアウトはやや特殊で、CPUソケットとメモリスロットの配置が一般的なATXマザーと前後逆になっている。入荷したショップによると「大型のCPUクーラーが付けやすいレイアウトです。オーバークロックでの使用を見越して、メーカーが工夫したと聞いています」という。
金曜入荷を告知していたパソコンショップ・アークには、開店前から店先で入荷を待っていた熱心なユーザーが詰めかけていたという。ほかのショップでも関心を寄せるユーザーが多かった。
しかし、CrossFire対応であるために盛り上がっているわけでもないようだ。「入荷を待ち望んでいた熱心なユーザーは多く、それはDFI製品の特徴の1つであるオーバークロックで遊ぶためでしょう。試作版が高いオーバークロック耐性を示していますし、強力なCPUクーラーを試すなどにも適するレイアウトだと思います。ほぇ? CrossFireはですって? CrossFire対応は“オマケ”と思われているフシがありますね〜。今のところ残念ながら」(パソコンショップ・アーク)とのこと。
確かに、現状ではハイエンドクラスのCrossFire環境構築するにはパーツが出揃ってはいない。それでも、NVIDIA SLI対応製品登場時は対応モデルをとりあえず買うという果敢なユーザーがいたのだが、そこのあたりを某ショップは「CrossFireはまだ市場に多数出回っていない状況であり、かつそれをふまえてもどうもインパクトが弱いのです。待っているATIファンは確かにいますし、問い合わせや店頭での質問も多々あります。しかし店頭での感触でいえばまだ様子見なユーザーが多勢ですね」という。やはりハイエンドのRADEON X1800XT製品登場が待ち望まれるところ、といった感じである。
製品 | DFI「LANPARTY UT RDX200 CF-DR」 |
入荷ショップ | |
ドスパラ秋葉原本店 | 2万4200円 |
パソコンショップ・アーク | 2万4800円 |
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