コンパクトで高性能、そして静音性を実現したキューブベアボーン──「WiNDy JULA Type i945」ベアボーンキット(1/6 ページ)

» 2005年11月25日 13時00分 公開
[河野寿,ITmedia]

 今回試すWiNDy JULAシリーズは、ソルダムによるWiNDyブランドの定番と言うべきキューブ型ベアボーンキットである。筐体にはアルミ素材を用い、前面のミラー仕上げパネルの採用がかなりのアクセントとなっており、ドライブベイの多さと相まって、一般的なキューブ型ケースとは少々違った趣を醸し出している。

photo ソルダム「WiNDy JULA Type i945」。5インチベイを3基も備える、拡張性のあるキューブ型筐体を採用する

 今回試用したJULA Type i945と呼ばれるモデルには、ブラックとホワイトの2種類のカラーが用意され、さらに電源ユニットの容量によって420ワット、480ワット、550ワット、電源なしの4種類、さらにRAIDモデルなどがラインアップされる。

 マザーボードにAOpen「UX945G」を搭載することで、デュアルコアのPentium D搭載をも可能とし、キューブ型ながらハイパフォーマンスなシステムを構築できるようになった。UX945Gはその型番からも分かるようにIntel 945Gチップセットを採用するマザーである。単体では売られていないようだが、AOpenのベアボーンキット「XC Cube EZ945」などにも採用されており、主な特徴として、FSB 1066MHzまでのCPUに対応し、Serial ATAを4基、PCI Express x16とPCIをそれぞれ1基、IEEE1394やギガビットLANも搭載し、メモリにはDDR2 SDRAMを用いる(2スロット/最大2Gバイト搭載可能)モデルとなっている。

 またJULA Type i945は、キューブ型としては珍しく通常のサイズのATX電源を搭載できる。これは背面部分に工夫がなされているためであり、これにより電源なしのモデルを選ぶことにより、自分好みの電源ユニットを搭載することも可能となっている。電源にこだわりを持つユーザーにとっては嬉しい仕様である。

photo キューブ型モデルによく採用される専用電源などではなく、通常のATX電源ユニットを搭載できるよう背面にはホルダーが付いている

 もう少し具体的に見ていこう。

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