操作性と印刷品質に優れたお手ごろ価格の複合機――PM-A750(3/4 ページ)

» 2005年12月02日 16時58分 公開
[林利明(リアクション),ITmedia]

写真印刷はハイコントラストで見栄え重視

 写真印刷の画質は、自動画質補正の種類でかなり変わる(PM-A750に限ったことではないが)。基本はダイレクト印刷がオートフォトファイン、PC印刷がオートフォトファイン!EXだ。

 ダイレクト印刷のオートフォトファインは、コントラストを高めて中間調を明るくする傾向で、見栄え重視の発色だ。色ノリが浅くなる画像もあるが、通常はオートフォトファインがもっとも無難だろう。カラフルな画像なら、自動画質補正「なし」か「Exif Print」も試してみたい。

 PC印刷のオートフォトファイン!EXは、シャドウから中間調の色がしっかりと出る。好みによっては少し暗めに感じると思うので、付属の簡単印刷ツール「EPSON Easy Photo Print」やドライバの設定で、オートフォトファイン!EXのパラメータを調整してみるとよい。

画像 ハイコントラストで中間調が明るく、なかなか好ましい発色。ダイレクト印刷では印刷品質を設定できないが、PC印刷のドライバ設定で考えると(超高精細/高精細/きれい)、きれいモードだと思われる。印刷解像度が低いモードなので、粒状感やザラつき感が見える部分もある。とはいえ、目を近づけなければ分からない程度で、印刷例のような込み入った画像ならまず気にならない
画像 肌色が明るく出るので、見栄えがよい。PC印刷のオートフォトファイン!EXだと、もっと沈んだ感じになってしまう。ただ、人物の顔のようなグラデーションだと、粒状感が見えやすい。髪の毛のディティールも表現しきれていないので、ダイレクト印刷でも1つ上位の印刷モード(PC印刷でいう高精細モード)が欲しかった。

 スキャン画質は、反射原稿なら特に問題はない。中間調が少し暗くなるが、階調はしっかりしており、簡単なレタッチで調整できる。

 フィルム原稿はフォーカス精度がよくない。イメージセンサがCISなので、これは仕方のないところだ。発色と階調性はまずまずで、はがきやL判サイズくらいの印刷ならフォーカス精度も表面化してこないので、割り切るべきだろう。また、付属フィルムホルダにアクリル板があると先述したが(35ミリスリーブ部分)、ゴミや埃が非常に付着しやすい。原稿台、フィルム、アクリル板、バックライトをエアダスターできれいにしたつもりでも、かなりの埃が残ってしまう。スキャナドライバの「EPSON Scan」にはソフトウェア処理の「ホコリ除去」機能があるのだが、効果はそれほど高くない。ゴミと埃に関しては、目に見えるものをできるだけ吹き飛ばしておき、小さなものは無視するくらいで使ったほうがよい。

画像 35ミリネガフィルムを2400dpiでスキャン。等倍表示だと、かなりぼんやりした印象だ。はがきやL判サイズ程度の印刷なら、画素が圧縮されてシャープネス効果となるため、フォーカスの甘さは気にならなくなる

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