Futuremarkの3DMark03は3Dゲームのベンチマークで、シェーダモデル3.0をサポートした3DMark05が登場したのちも利用されることが多い。総合結果の値である3DMarkはGPUの性能に依存しているため、CPUの違いによる値の差は少ない。また、3DゲームにおけるCPU性能を示すCPU Scoreでは、Athlon 64 FX-57とFX-60でほとんど差がなかった。これは3DMark03のCPU関連のテストはマルチスレッド処理がほとんどないためで、予想された結果と言えるだろう。
Futuremarkの3DMark05は3Dゲームベンチマークの定番で、シェーダモデル3.0という最新のプログラミングモデルに対応している。こちらも総合数値である3DMarkに関しては、GPUの比重が高いため、CPUの違いで大きな差はでていない。CPUテストは、マルチスレッドのテストが含まれているため、デュアルコアCPUに若干有利なテストと言える。なお、このテストはPentium XE 955がAthlon 64 FX-60を上回る唯一のケースであった。また、今回はDOOM3、FarCryでも性能を測定しているが、どちらも、GPU負荷が高くCPUによる差はほとんど見られないため、あえて掲載はしていない。
Final Fantasy XI Official Benchmark 3 Version 1.0は、スクエアエニックスの定番3DゲームであるFinal Fantasy XIがどれほど快適に動作するかを診断するテストである。このテストにはマルチスレッド処理がほとんどないため、クロックが早い順に結果もよくなっている。そのため、クロックで一番高いAthlon 64 FX-57がFX-60を上回っている。
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