レビュー
» 2006年02月07日 15時51分 公開

レビュー:プライベートルームにぴったりの、こだわり“液晶一体型”──日立「Prius One AW33P」 (1/4)

日立製作所による2006年春モデルPC「Prius P」シリーズに、液晶一体型が復活した。まるで家庭用液晶テレビのようなパーソナル・プライベート用途に特化した17インチ液晶モデル「Prius One AW33P」を試用した。

[寺崎基生,ITmedia]

 日立製作所「Prius One」シリーズは、液晶ディスプレイとPC本体がひとつにまとまった液晶一体型モデルである。ディスプレイの下部には光学ドライブのスロットが、マザーボードやHDDなどのPC本体パーツ類はディスプレイの裏側にそれぞれ配置される。一見すると普通の家庭用液晶テレビと間違えてしまうほどスリムで、かなり“PCらしくない”家庭用機器ふうなデザインが大きな特徴となっている。

photo 日立製作所「Prius One AW33P」

 その奥行きはわずか19.8センチと薄く、かつ付属キーボードとマウスは無線ワイヤレスモデルであるため、設置場所やケーブル取り回しに苦労なく自由にレイアウトできるカジュアルさが魅力となる。たとえばプライベートルームに置くのはもちん、リビングやダイニングルーム、キッチンの片隅に置いても絵になるだろうし、奥行き幅が薄いため、やや狭い家具の上などにも設置が可能だ。カラーボックス程度の奥行きがあれば、キーボードまで余裕で置くことができるだろう。

 今回試用した「Prius One AW33P」は、Prius Oneシリーズの中でももっとも低価格で、17インチ液晶ディスプレイを備えるモデルとなる。ほかに上位機種としてやや大型の20インチワイドスーパーラスタービューカラー液晶を備えるAW37P(地デジ+アナログTVチューナー搭載)、AW35P(高画質化回路搭載のアナログTVチューナー)も用意される。なお、AW33Pの液晶ディスプレイには、つややかな映像を再現できる光沢のあるラスターパネルを採用している。これはマグネットによる固定となっており、手軽に取り外しができるため、掃除なども手軽に行える。

 AW33Pの基本スペックは、Intel 910GML Expressチップセット搭載マザーに、Celeron M 380(1.60GHz)と、ノート向けアーキテクチャを採用し、ほか512Mバイト PC2-4200 DDR2 SDRAM、250GバイトHDDを備える。

 液晶一体型である構造に加えて、キーボードとマウスはワイヤレス仕様である。本体への配線は電源ケーブルとLANケーブル、そしてTVアンテナケーブルくらいとすっきりしているので、はじめてPCを購入するユーザーでもセットアップは簡単そうだ。これらのインタフェースは本体の右側面に集められており、かつコネクタ類を隠せるカバーもあるため、背面から見た場合も見ためはいい。

photo 電源、アンテナ、ネットワーク、PCカードスロット、USB、IEEE 1394などのインタフェース類はすべて本体の右サイドに集中している。ケースと同色のカバーが付いているので、配線後もすっきり見せることが可能だ。PCカードスロットが備わっているので、これを利用してPCカード型の無線LANアダプタを導入することでもよりすっきり配線できよう
photo ディスプレイ下にスロットイン型のDVDスーパーマルチドライブが、フロントインタフェース部にはUSBとIEEE 1394、メモリカードスロット、ヘッドフォンコネクタが並ぶ

 Prius Oneシリーズは、小型の筐体に多数のパーツを詰め込んでいることもあり、背面のカバーをは取り外すことは考慮されていない。

photo 横から見るとPCIスロットは2本用意されており、うち1本にアナログTVチューナーカードが搭載される。もう1つは空いているようだが、基本的にはケースを開けられないため、増設できない(メーカーのサポート対象外となる)

 なお最低限の拡張部分として、メモリスロットは手軽にアクセスできるようになっている。本体上部のカバーを外すと2本のメモリスロットが現れる。ただし標準で512Mバイト(256Mバイト×2)のメモリを搭載しており、スロットはすべて埋まっている。最大2Gバイトまで実装可能だが、本機の利用シチュエーションや性格においては、さしあたっては交換の必要はないだろう。

photo 本体背面もすっきりな印象で好感が持てる(左)、メモリのみ本体背面の上方にスロットがあり、ここからアクセスできる(右)

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