日本橋“オタロード”で“オタクが値切る”は通用するのか週末アキバPickUP! 番外編(2/2 ページ)

» 2006年08月23日 12時14分 公開
[古田雄介(アバンギャルド)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]
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日本橋ウォーカーは、危険なモノには手を出さない

 日本橋で売れ筋のPCパーツを調査したところ、秋葉原とは細かいところで違いが見られた。たとえば、先日アキバに登場して人気を得たCore 2 Duo対応のIntel 865Pマザー、ASRock「ConRoe865PE」は、日本橋ではさっぱり売れないという。ドスパラ大阪・日本橋店では怪しすぎる仕様のため入荷を避けほど。フェイス大阪日本橋店でも注目するユーザーはほとんどいない。

「メモリなどとの相性問題が発生しやすいマザーボードは、手を出す人が少ないですね」(ドスパラ大阪・日本橋店)とのことで、人柱系のアイテムは受け入れられにくい傾向にあるようだ。また、10万円を超えるCPUとしてはアキバで異例のヒットを記録したCore 2 Extremeも、入荷が間に合わないほどの反響はなかった。

広大なフロアにゆったりとPCパーツを並べているフェイス大阪日本橋店。オタロードでもひときわ目立つ(写真=左)。ドスパラ大阪・日本橋店は、堺筋の東側に建つ。店内にはショップブランドPCとPCパーツが並ぶ(写真=中央/右)

 中古市場でも傾向は同じだ。イオシスは日本橋を中心に展開する中古ショップだが、あきはばら店がオープンしたときに、店員さんから「ジャンク品がよく売れるので驚いた」という話を聞いた。今回本場のイオシス日本橋5丁目店で話を聞いてみたが、日本橋で売れるのはジャンク品よりもショップが動作保証した中古品だという。「パーツ取りなどを目的にするお客様は少ないですね」(関連記事:本気ジャンク

イオシス日本橋5丁目店は堺筋に店を構える。店内には、あきはばら店でお馴染みのマーカーを多用したポップが見られる

 人柱として無茶なパーツに挑んだり、はんだ小手を片手にコンデンサなどを付け替えて自分で修理するのは、アキバならではの楽しみ方といえるかもしれない。

 逆に、安定して動作すると思われるパーツの売れ筋ゾーンは、日本橋と秋葉原の違いはほとんどない。Core 2 Duo E6600は日本橋でも品薄傾向にあり、フェイス大阪日本橋店は再入荷を知らせるポップを価格表の目立つ場所に掲げていた。また、調査した半数のショップでE6600とE6700が入荷待ちだった。グラフィックスカードの人気がGeForece 7600GSとGT、RADEON X1600シリーズに集中している点も同じだ。

 ただ、ショップの利用者側に決定的な違いが見られた。大阪という土地柄のせいなのか、値切る人が圧倒的に多いのだ。取材したほとんどのショップから、「10人に5人のお客様がディスカウントを求められます」(DOS/Vパラダイス 大阪・日本橋店)などのコメントを聞いた。イオシス日本橋5丁目店にいたっては「10人中7、8人」という。

 もっとも、大量のまとめ買いなどを除いて、ショップが値切りに応じることは滅多にない。それでも毎回値切る常連さんは後を絶たないらしい。アキバで似たようなことをすると「ヘンな客」の逸話として語られることを考えれば、地域性というのは侮れないなと思う。

 大阪・日本橋――日常では「買い物をするときに店員と目を合わせない」「注文を聞き返されると軽く鬱になる」というITmediaアキバ取材班でも安心して値切り交渉に挑める街なのだった。

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