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» 2006年10月18日 10時46分 公開

厚さ20ミリを切る1キロ未満の超薄軽量ノート──「富士通 FMV-BIBLO LOOX Q」 (1/2)

そのシャープなデザインで注目を集めた“超薄”ノートがLOOXに登場。コンシューマーユーザーから見た「Q」の使い勝手を紹介しよう。

[寺崎基生,ITmedia]
FMV-BIBLO LOOX Q。そのデザインは先行して登場したFMV-LIFEBOOK Qとほぼ同じだ

 「FMV-BIBLO LOOX Q」(以下LOOX Q)は、厚さが最薄部で18.6ミリ、重さが985グラムという超薄軽量筐体で注目された法人向けノートPC「FMV-LIFEBOOK Q」シリーズのLOOXモデルとして2006年秋冬モデルから個人向けのラインアップに加わった。ただし、LIFEBOOK Qとまったく同じ仕様ではなく、搭載できるHDDの容量や選択できる外付けの光学ドライブの種類で価格が多少違っている。

 重さが1キロを切るLOOX Qは12.1インチの液晶ディスプレイを持つモバイル重視タイプのノートPCでは最軽量クラスになる。徹底的に薄さにこだわったデザインもこのノートPCの大きな特徴だ。厚さ0.2ミリのガラスパネルや白色LEDバックライト採用の液晶ディスプレイを搭載したおかげで、最薄部で18.6ミリ、標準の内蔵バッテリーを装着した状態の最厚部で19.9ミリと、同クラスの現行ノートPCでは最も薄い筐体を実現している。

 横幅が1キロを切るノートPCとしては幅広の297ミリとなっているためがデザインはそれほど軽く見えないが、実際に持ち上げると予想外に軽く感じられる。横幅に余裕があるLOOX Qではキーピッチが18ミリと、1キロを切るノートPCとしては比較的大きめのキーを採用している。薄さを優先したためかキーストロークは2ミリと少ないが、キーを押したときの反発力は十分感じられるのでタイピングの感触はよい。

LEDバックライト方式の液晶ディスプレイは、コントラストも高めで明るい。ただし、バッテリーモードになって輝度が半分くらいなると、やや見えにくいと思われた
キーピッチは18ミリ、ストロークは2ミリと、広めのキーピッチで長時間のキー入力も苦としない。打鍵感もはっきりと感じられる

本体が衝撃を受けたときにHDDが保護されるようにHDDプロテクション機能を実装している。3D加速度センサーが感知した加速度データはこのように専用ツールで確認できる

 軽量化を追求したノートPCでは強度が不足して持ったときに頼りなく思うことがあるが、LOOX Qではそういう不安感はない。天板に対する200キロ重の加圧試験や落下試験などもクリアしており、多少の衝撃や通勤電車での加圧なども心配せずに持ち運びできそうである。

 頻繁に持ち歩くモバイルノートPCの場合、落下や多少の衝撃などの事故はどうしても避けられない。そういうトラブルからHDDを保護するために、LOOX Qは本体内部に3D加速度センサーを搭載して、センサーが異常な動きを感知すると、衝撃が加わる前にHDDのヘッドを待避させてヘッドでディスク面を傷つけてしまうことを防止している。3D加速度センサーが感知した情報は、LOOX Qに付属するツールソフト「Shock Senser Utility」でXYZ軸それぞれの方向の振動がグラフに表示できる。このツールはセンサーの感度を「高感度モード」「通常モード」「モバイルモード」「ユーザー設定」から選べる。マウスクリックに伴う振動や、周期的な振動は無視できるオプションもあるので、不必要にHDDヘッドの待避が起こる場合に調整が可能だ。

底面からHDDベイにアクセスできる。搭載されているHDDは1.8インチサイズのものだ
3次元加速度センサーを活用したヘッド退避機能のほかにも、HDDドライブをラバーで支えて筐体から伝わる衝撃を吸収する手法もとられている
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