一方のデスクトップPCでは、オールインワン(液晶一体型)のカテゴリが日本で普及しており、すでに市場の33%を占めている。同様に地上デジタルチューナーの搭載率も33%を超えており、このジャンルでも日本は進んでいるという。
続いて11月に登場予定のクアッドコアCPUと、デュアルコアCPUのスピード比較デモが行われ、15秒のムービーをトランスコード(使用ソフトはTMPGEnc 4.0 XPress)したところ、クアッドコアはCPU使用率が80%前後/27秒で処理が終了したのに対し、デュアルコアではCPU使用率が100%/40秒かかり、マルチコアの性能をアピールした。
ただ、モバイル向けのクアッドコアCPUはアプリケーションの対応や消費電力の削減が前提であるとして、リリース時期は明言されなかった。
最後にムーリー氏はPC25年の歩みを振り返り、ノートPCは小型・スリム・軽量化が進み、デスクトップPCは机の下に隠すものからリビングに置けるまで進化してきたと総括。今後はTVよりもPCが活用されるようになり、それは現在も進行中だとした。
加えて、日本ではノートPCの割合が60%近くもあるが、まだまだデスクトップPCのリプレースが多く、これからはデュアルコア/マルチコアCPUや地上デジタルチューナー、Wi-Fi/WiMAXといった新機能や技術革新によって、新しいライフスタイルがもたらされると冒頭の発言を繰り返して講演を締めくくった。
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