マイクロソフトがWindows Vista日本語版のアップデートブログラムと価格を発表した26日に、アキバではVistaへのアップグレード優待券を付与したOEM版「Windows XP」の販売が始まった。
アップグレード優待券付きのOSを購入すると、送料込みの事務手数料(一部は、加えてアップグレード料金)でWindows Vistaに乗り換えられる。オンライン注文ページにアクセスした後、サイトに書かれた宛先に通常のDSP版XPに付属している「優待アップグレード申込書」を郵送することで、後日アップグレード版のVistaが入手できる。
XPのバージョンごとに優待されるVistaのバージョンが異なる仕組みで、Home Editionからの乗り換えだけは追加料金がかかる。主な乗り換えの組み合わせは以下の通りだ。
先週末は優待券付きと通常のOEM版が混在する状況になっており、購入するさいは注意したい。最も入荷数が多かったのはWindows XP Home Media Center Edition 2005(以下、MCE)だが、人気も断トツで高く、潤沢に出回るには時間がかかりそうだ。
MCEはWindows Vista Home Premiumへ事務手数料のみで乗り換えられるOSとして注目を集めている。Windows Vista Home Premiumのアップグレード版は2万5800円で販売される予定だが、優待券付きMCEの実売価格は1万3000円から1万7000円程度なので、事務手数料を考慮しても大幅に安く入手できるのだ。ツートップ秋葉原本店も「Vistaをインストールする気なら、MCEを使わないとしても優待券付きMCEを買うべきですよ」と勧める。
ただし、自作ユーザーの熱はまだ上がっていないのが現状だ。フェイス秋葉原本店は「Windows Vista登場による買い換え需要もまだ起きていません。ゴールデンウィークあたりにピークが来ると思います。Windows XPが登場した前後もそうですが、自作ユーザーは新しいOSに飛びつくより、現在のリソースを有効活用する意識が強い」とコメントする。また、某ショップは「Windows Vistaに関する問い合わせはあまり受けていません。実際、サービスパック1が登場するまで様子見する構えのユーザーが多いですね。PCI Expressが主役の現在も、AGP接続のグラフィックスカードが人気を集めているのと同じで、今後数年間はXPとVistaが共存すると思います」と話した。
製品: | 「Windows XP Professional(DSP版、優待券付き) |
入荷ショップ | |
クレバリー1号店 | 1万8846円(FDDとのセット) |
T-ZONE.PC DIY SHOP | 1万9800円(FDDとのセット) |
高速電脳 | 2万2344円(FDDとのセット) |
製品: | 「Windows XP Home Media Center Edition 2005(DSP版、優待券付き) |
入荷ショップ | |
ドスパラ秋葉原本店 | 1万2980円(FDDとのセット) |
TSUKUMO eX. | 1万2999円(FDDとのセット) |
クレバリー1号店 | 1万4121円(FDDとのセット) |
製品: | 「Windows XP Home Edition(DSP版、優待券付き) |
入荷ショップ | |
ドスパラ秋葉原本店 | 1万1980円(FDDとのセット) |
クレバリー1号店 | 1万2441円(FDDとのセット) |
T-ZONE.PC DIY SHOP | 1万4800円(FDDとのセット) |
高速電脳 | 1万6044円(FDDとのセット) |
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