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» 2006年10月27日 02時30分 公開

マイクロソフト、VistaとOfficeの“今なら”安心アップグレードキャンペーンの概要を説明

マイクロソフトが、Windows VistaとOffice 2007の参考価格とアップグレードプログラムの概要を発表した。

[田中宏昌,ITmedia]

価格は決まったが発売日は未定のまま

VistaとOffice 2007の歩み

 マイクロソフトが発表したプログラムは、「今なら、どちらも安心アップグレード」と題されたもの。これは企業向けに11月、個人向けには2007年1月に発売される次期OSのWindows Vistaと、the 2007 Office systemへのアップグレードを支援する目的で、10月26日から2007年3月15日(申込の締切)まで行われる。

 対象となるのは、期間中にWindows Vista Capable/Premiumのロゴが添付されたWindows XP搭載PCと、PCにプリインストールされたOffice 2003またはパッケージ版のOffice 2003で、VistaやOffice 2007をアップグレード版よりも安価な優待価格で提供するのが骨子だ。同時に、VistaとOffice 2007の最新情報をまとめたポータルサイト「Windows Vista & the 2007 Microsoft Office system Ultimate Times」を立ち上げた。

 発表会は、Windows本部 ジェイ・ジェイミソン本部長とインフォメーションワーカービジネス本部 横井本部長の掛け合いで行われた。

 冒頭、VistaとOffice 2007のパッケージ製品のラインアップおよび参考価格が公開された。詳細は下の写真やこちらの記事を参照して欲しいが、どちらも発売日は未定とし、「飛行機にたとえると最終着陸態勢だ」(横井本部長)としながら具体的な日時は明らかにしなかった。

Windows Vistaのパッケージ製品ラインアップ(写真=左)。中央の写真はパッケージ製品の概要で、参考価格(税抜き)は右の写真の通り

こちらはOfficeのパッケージ製品概要(写真=左)と、パッケージ製品の参考価格だ(写真=中央)。右の写真はWindows本部 ジェイ・ジェイミソン本部長

買い控えを防ぐべく展開されたキャンペーンだが……

マイクロソフトが展開する「今なら、どちらも安心アップグレード」プログラム

 PC市場はこれから年末商戦を迎えるが、VistaとOffice 2007はそこに間に合わない。そこで現行のWindows XP搭載PCやOfficeの買い控えを防ぐべく行われるのが、「今なら、どちらも安心アップグレード」プログラムだ。

 内容は冒頭で述べた通りだが、今回公開されたアップグレードパスはWindows XP/Office 2003プリインストールPCと、パッケージ版のOffice 2003のみで、Vistaの最上位版で「日本のユーザー用に用意した」(ジェイミソン本部長)というUltimateや、キャンペーン以前に購入したDSP(OEM)版からのアップグレードパスは言及されず、後日改めて発表するという。

 質疑応答では、こちらの記事でも触れている通り、Vistaになってもアクティベーションの仕組みは変わらず、従来と同様のプロセスでなされること、米国でVistaのエンドユーザーライセンス使用許諾契約書(EULA)に規定されている「OSのライセンス移管は1度まで」というのも、日本でのライセンスは調整中であるとした。ただ、日本ではPCの自作ユーザーが多く、パーツのカスタマイズができるのは重要なことと認識しているとして、Vista日本語版のライセンス条項については後日案内するという。

 また、Vistaのサポート期間については、Home Basic/PremiumがXP Home Editionと、BusinessはXP Professionalと同等のライフサイクル期間に準ずると述べ、Ultimateに関しては決まり次第公表するとした。

 今回の発表会で価格やアップグレードパスが明らかになったのは朗報だが、発売日をはじめとして不透明な部分が目に付くのも事実だ。とくにVista日本語版のライセンス条項のゆくえは気になるところだろう。まだまだマイクロソフトの動きから目が離せそうにない。

Windows Aeroを利用できるのはHome Premium以上(Home Basicは非対応)だけだ(写真=左)。VistaとOffice 2007のアップグレードパスと価格(写真=中央)。Officeについてはパッケージ製品単体についてもアップグレードパスが用意される(写真=右)

Vista対応PCをリリースしている主要PCベンダの一覧(写真=左)。周辺機器やアプリケーションでも2種類のロゴが用意される(写真=中央)。早期にロゴを取得した周辺機器ベンダの一覧(写真=右)。ちなみに、世界で最初に上位の「CERTIFIED FOR Windows Vista」ロゴの適用を受けた製品はキヤノンのPIXUS iP4300とのこと(ジェイミソン本部長)

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