大人のオモチャ「GP2X」にアプリをダウンロードするGP2Xで遊ぼう! 第2回(3/3 ページ)

» 2006年11月27日 12時30分 公開
[爪生聖,ITmedia]
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使いやすいランチャーに変更する

 カスタマイズに慣れてきたところで、ランチャーの変更にトライしてみよう。ランチャーはgp2x File Archiveの「gp2x Applications : Launchers」にある。

 GP2xでもっとも人気の高いランチャーがGMenu2xだ。ダウンロード後、解凍してautorun.gpuとgmenu2xフォルダをSDメモリカードのルートにコピーする。ファイル名で想像がつくかもしれないが、SDメモリカードのルートにautorun.gpuがあると起動時に自動実行される。

autorun.gpu と gmenu2xフォルダをSDメモリカードのルートにコピーする(画面=左)。SETTING > SystemのAutoRunがオンになっていないとautorun.gpuは自動実行されない。確認しておこう(画面=中央)。GMenu2xのメイン画面。L/Rボタンでapplications/games/settingsを切り替え、サムスティックでアプリケーションを選択する(画面=右)

 GMenu2xにメニューを登録するにはSELECTを押して「Scan for applications and games」を選択する。SDメモリカード内のファイルをスキャンして「foundgpu」(ユーティリティ)と「foundgpe」(アプリケーション)に自動的にリンクが登録される。必要に応じて各リンクを編集すればよい。

ネットワーク利用の手順を解説

 さて、SETTINGS > System で Menu Extension をオンにすると、さらにメニューが表示されるようになる。その中に「USB Network」という項目がある。通常、GP2XとPCをUSBで接続する場合にはストレージとして認識されるが、USB Networkとして接続するとRNDIS/Ethernet Gadgetとして認識されるのだ。RNDISはネットワークドライバの仕様NDISを拡張したRemote NDISのことで、USBなどを利用したネットワークのアダプタとして動作する。

 ここは少し分かりにくいかもしれないので順を追って説明しよう。

GP2Xの設定画面。Web Server/FTP/Telnet Server/Samba Serverをすべてオンにしておく

 この接続を行うためにはPC側にデバイスドライバが必要になる。RNDISのドライバはWindowsXPに標準で組み込まれているものの、infファイルがないためにインストールができない。GP2x : Windows から「Linux-USB Ethernet/RNDIS gadget firmware」をダウンロードし、解凍してできたlinux.infを適当なところに保存しておく。

 次にPCとGP2Xに割り当てるIPアドレスを決める。使用するIPアドレスはPCのネットワークとは異なるセグメントにする。大抵の場合は「192.168」で始まっていることが多いはずなので、PCに「10.0.0.1」、GP2Xに「10.0.0.2」を割り当てればよい。

 IPアドレスが決まったらGP2Xと母艦となるPCをUSBで接続し、SETTINGS > Systemから、USB NetworkのIPを先ほど決めたもので設定する。サムスティックで変更する数値を選択、Y/Aボタンで増減できる。また、その下にあるSERVERはとりあえずすべてオンにしておけばいいだろう。最後にUSB Networkをオンにする。するとPC側で新しいデバイス「RNDIS/Ethernet Gadget」が検出される。

画面は左からドライバのインストール手順。1)「一覧または特定の場所からインストールする(詳細)」を選択する。2)「検索しないで、インストールするドライバを選択する」を選択。3)「ディスク使用...」ボタンをクリックし、ダウンロードしたlinux.infを指定する。4)「Linux USB Ethernet/RNDIS Gadget」が選択されていることを確認して次へ進む

 これでドライバは組み込まれたが、まだ通信はできない。WindowsのRNDISはデフォルトでIPアドレスを自動的に取得する設定になっているが、IPアドレスを割り振るDHCPサーバがこのネットワーク上に存在しないため、IPアドレスが正しく設定されていない。自動取得の代わりに先ほど決めたIPアドレスを直に指定する。

画面は左からIPアドレスの指定方法。1)システムトレイに表示されている「ローカルエリア接続」アイコンをクリックして状態ダイアログを表示する。2)「プロパティ」をクリック。3)項目の中から「インターネット プロトコル (TCP/IP)」を選択し、「プロパティ」をクリックする。4)「IPアドレスを自動的に取得する」のチェックを外し、直接指定

 これでネットワーク接続の異常を示すアイコンがシステムトレイから消えたら準備完了だ。ちなみに誰がどんな目的で使用するのか想像もできないが、SambaだけでなくTelnetやWebサーバ、はてはPHP4.4.2までインストールされている。無駄に豪華だ。

成功するとWorkGroupにGP2X-F100(Gp2x)という表示が現れる(画面=左)。フォルダgp2xの下にルートがある。GP2Xのエクスプローラから見ることができるNAND Memoryは\\Gp2x\gp2x\mnt\nand、SDメモリカードは\\Gp2x\gp2x\mnt\sdの下になる。セキュリティは皆無だ(画面=中央左)。Telnet Serverをオンにしておけばtelnetも利用可能。ここではターミナルソフトに定番のTera Termを使用した(画面=中央右)。ユーザroot、パスワードなしでログインできる(画面=右)
busyboxによるところも大きいが、コマンドもそこそこそろっている。シェルはbashだ(画面=左)。誰がどういう目的で使うのかわからないが、Webサーバも実行可能。ドキュメントルートは/usr/gp2x/www、ファイル共有で言えば\\Gp2x\gp2x\usr\gp2x\wwwになる(画面=中央)。PHP4.4.2までインストールされている。無駄に豪華だが、いったい誰がなんの目的で使うのか……(画面=右)

 さて、次回はソフトをダウンロードしてくるだけでなく、自分自身でカスタマイズしたり、ソフトウェア開発そのものにも挑戦していく。

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