大人のオモチャ「GP2X」に周辺機器をつなぐGP2Xで遊ぼう! 第3回(1/3 ページ)

» 2007年05月23日 11時34分 公開
[爪生聖,ITmedia]

 出る出ると言われながらずるずると遅れていたGP2X専用クレードルがついに発売された。前回からずいぶんと時間が経ってしまったので再度おさらいしておくと、GP2Xとは韓国Gamepark Holdingsの携帯用パーソナルメディアプレーヤーだ。メディアにはSDメモリーカードを用い、ゲーム機としても十分なインタフェースを備えている。市販のゲームは存在しているかどうかすら不明だが、誰もそんなことは気にしていない。(関連記事:「オープンソースな大人のオモチャ、「GP2X」ってなんだ?大人のオモチャ「GP2X」にアプリをダウンロードする

 というのも、GP2XのOSはLinuxであり、SDK(開発キット)も公開されているオープンな環境。そのため、ユーザーコミュニティの中にはさまざまなオープンソースプロジェクトが移植、開発されている。特にエミュレータの充実ぶりは目を見張るものがある。あまりにも目を見張りすぎて、市販ゲームのことなど忘れてしまうくらいだ。

 また、GP2Xには下部に拡張用のEXTポートがあり、その仕様も公開されている。24ピンのEXTポートからはUSB、Sビデオ、シリアル、JTAGなどが出ており、Sビデオ/オーディオへ出力するためのケーブルもある。ちなみに、このケーブルを利用する場合は必然的にそのほかのUSBやシリアルなどは利用できなくなる。

 すべてのピンが利用できるようなインタフェースボードもむき出しの基板のまま販売されている。ハードもソフトもオープンなGP2Xらしいといえばらしい作りではあるものの、電源を別途必要とすること、むき出しの基板で販売されていることから、これはあまり一般的とは言えないものだった。

wiki.gp2x.orgのEXTポートの解説(画面=左)。EXTポートのコネクタは携帯で使用されている24ピンコネクタだ。適合するコネクタの調査結果も掲載されている(画面=中央)。ブレイクアウトボードの回路図。USBが1系統であることを除けばインタフェースボードと同等か?(画面=右)

クレードル――進化したインタフェースボード

 今回発売されたクレードルはこのインタフェースボードの進化版といえるものだ。基本的な機能はそのまま踏襲されているが、以下の点で改良が見られる。

 まず1つめは、装着と脱着が簡単になったこと。これはクレードルのメリットそのものだが、受け皿に置くだけで簡単に本体とクレードルを接続できるようになっている。2つめはデザイン。むき出しの基板だったインタフェースボードに比べて、黒を基調としたケースに収められており、見た目のよさに加えて取り回しも楽になった。

 そして3つめが電源だ。インタフェースボードのときには必須だったACアダプタの代わりに、EXTポートから電力を供給することが可能になった。ただし、GP2Xファーストエディション(従来モデル)ではEXTポートからの供給電圧が異なるため、ACアダプタが必要となる(インタフェースボードとの互換性はない)。

 もちろん最大のポイントは、クレードルにGP2Xを装着することによって、EXTポートがもつ本来の機能を引き出せることだ。すなわち、Sビデオ、オーディオ、シリアル、パラレル(JTAG)、USB機能のすべてが利用できるようになる。

USBを4ポート搭載。それぞれLEDインジケータが付いている(写真=左)。背面にはSビデオ、オーディオ、ACアダプタコネクタが並ぶ。ACアダプタは別売だ(写真=中央)。側面にシリアルポート。反対面にはパラレルポートが用意されている(写真=右)
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