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» 2007年02月26日 16時30分 公開

第3回 最新6モデルの機能を徹底比較する小型フォトプリンタ徹底攻略ガイド(2/3 ページ)

[小川夏樹,ITmedia]

メモリカード/デジタルカメラダイレクト印刷

 ダイレクト印刷機能は、各社の複合機やA4ダイレクトプリンタに準じる仕様となっている。6モデルとも各種メモリーカードに対応するが、キヤノンのモデルはxDピクチャカードのスロットが搭載されておらず、エプソンと日本HPのモデルはスマートメディアのスロットが省かれている。デジタルカメラとUSB接続してダイレクト印刷が行えるPictBridgeは全モデルが対応する。

 ワイヤレス接続でのダイレクト印刷機能は、E-700が高速赤外線通信機能のIrSimple、mini 260とmini 220がIrDA 1.2の赤外線通信機能を標準装備している。日本HPの2モデルは赤外線通信機能を備えていない一方、USBで接続したiPod内の画像データをダイレクト印刷する機能(iPodの対応状況はこちら)を持つ。6モデルともBluetoothについては、オプションで対応する。

 なお、日本HPのA716はHDDを内蔵しており、メモリカードスロットにメディアを挿入した場合、PC上ではメディアが認識され、メディアが挿入されていない状態では内蔵HDDが認識されるという排他利用になっている。PC上で記録メディアを読み込んで表示させて、内蔵HDDへドラッグ&ドロップでバックアップするといった使い方ができないのは残念だ。

E-700:スロットの数は2つあり、CF TypeII以外のメモリースティック、SDメモリーカード/MMC、xDピクチャーカードのスロットは兼用だ。メモリースティックDuoやminiSDといった小型メディアはアダプタ経由で利用する
mini 260:カードスロットは右側面の上部に配置。CF TypeIIスロットのほか、SDメモリーカード/MMC、メモリースティック、スマートメディアの兼用スロットを備えている。miniSDなどはアダプタ経由で装着可能だ
A716:前面の上部に4つの独立したカードスロット(CF TypeII、メモリースティック、SDメモリーカード/MMC、xDピクチャーカード)を搭載している。カードスロットは独立しているが、複数メディアの同時利用はできない

E-300:CF TypeIIスロットと、メモリースティック、SDメモリーカード/MMC、xDピクチャーカードの兼用スロットを並べた構成はE-700と同様だ。コンボドライブと赤外線通信機能を備えていない点が、E-700とは異なる
mini 220:メモリカードの対応状況はmini 260と同じだが、カードスロットが前面にあるため、こちらのほうがメディアを着脱しやすい。mini 260と同様、IrDA 1.2の赤外線通信機能を利用したダイレクト印刷が可能だ
A616:CF TypeII、メモリースティック、SDメモリーカード/MMC、xDピクチャーカードの4スロットを搭載するのは、A716と同様だ。USBポートはデジタルカメラのほか、iPodを接続できる。A716と異なり、HDDは内蔵しない

ダイレクト印刷
モデル名 E-700 mini 260 A716
搭載カードスロット CF TypeII、SDメモリーカード/MMC、メモリースティック(PRO対応)、xDピクチャカード CF TypeII、SDメモリーカード/MMC、メモリースティック(PRO対応)、スマートメディア CF TypeII、SDメモリーカード/MMC、メモリースティック(PRO対応)、xDピクチャカード
PictBridge
赤外線通信 IrDA 1.3 IrDA 1.2 ×
Bluetooth 別売 別売 別売
iPod写真プリント × ×
モデル名 E-300 mini 220 A616
搭載カードスロット CF TypeII、SDメモリーカード/MMC、メモリースティック(PRO対応)、xDピクチャカード CF TypeII、SDメモリーカード/MMC、メモリースティック(PRO対応)、スマートメディア CF TypeII、SDメモリーカード/MMC、メモリースティック(PRO対応)、xDピクチャカード
PictBridge
赤外線通信 × IrDA 1.2 ×
Bluetooth 別売 別売 別売
iPod写真プリント × ×

液晶モニタと操作パネル

 ダイレクト印刷の使い勝手を左右するのが、操作パネルと液晶モニタだ。操作パネルに関して言えば、メインのボタン類(十字キーやホイール)をエプソンとキヤノンは液晶モニタの前方に配置し、日本HPは液晶モニタの右側手前に配置している点で異なるが、いずれも複合機のようにボタンが多すぎるようなことはなく、シンプルにまとまっている。液晶モニタは2〜2.5インチとどれも小さめで、メニュー操作と簡易的な画像確認用といったところ。今後はもう少し大きくしてほしいと感じた。また、E-300は液晶モニタのチルト機構がないのが気になった。

 操作性では、mini 260がホイール型インタフェースEasy-Scroll Whellとホイールに最適化したメニュー構成を採用したことで、直感的な操作性を実現している点が目立つ。またE-700は、メニュー構成は十字キーとボタンを組み合わせたスタンダードな内容だが、複合機やA4ダイレクト機にも投入した新画像エンジン「REALOID」を内蔵し、ダイレクト印刷時のレスポンスを高速化している(E-300は非搭載)。A716とA616は、テキスト中心のシンプルなメニューを採用している。

E-700:液晶モニタは2.5インチで、視認性は悪くない。メニュー操作は、中央にOKボタンを配置する十字キーと、その上に設置される白い2つの丸型ボタンで行う。メニューは項目を上下にスクロールさせることで選択する操作系に統一されている

mini 260:視認性の高い2.5インチの液晶モニタとEasy-Scroll Whellにより、秀逸な操作性を実現。軽快なスクロールと分かりやすいアイコン主体のメニューでスムーズに目的の機能が呼び出せる。操作の案内をしてくれるナビボタンの搭載も便利だ

A716:液晶モニタは2.5インチで色鮮やかな印象だ。画像補正をする場合、液晶モニタの表示より少し落ち着いた発色で出力されることを想定しておくとよい。写真を出力するだけであれば、十字キーとキャンセルボタン、印刷ボタンの3つだけで事足りる

E-300:液晶モニタは2インチと小さく、角度調整ができない。メニューの項目数は少なく、上位モデルと異なり横スクロールでの操作をメインにしている。用紙選択ボタンで用紙の種類を選び、写真を表示させて印刷ボタンを押すだけで印刷できる

mini 220:液晶モニタは2.5インチで、mini 260と同様だが、メニュー構造や操作パネルの構成は大きく異なっている。ホイールインタフェースEasy-Scroll Whellのような独特の軽快さはないものの、十字キー主体のシンプルな操作性で分かりやすい

A616:液晶モニタは2.4インチとA716より0.1インチ小さいが、メニューの文字サイズはA716より大きく表示される。視認性は悪くないし、表示された写真と実際の出力とのギャップはむしろこちらのほうが少ない。ボタン配置はすっきりして分かりやすい

液晶モニタと操作パネル
モデル名 E-700 mini 260 A716
液晶モニタ 2.5インチ 2.5インチ 2.5インチ
モニタ角度調整
操作パネル 十字キー、操作ボタン×9 ホイール、十字キー、操作ボタン×11 十字キー、操作ボタン×11
モデル名 E-300 mini 220 A616
液晶モニタ 2.0インチ 2.5インチ 2.4インチ
モニタ角度調整 ×
操作パネル 操作ボタン×9 十字キー、操作ボタン×11 十字キー、操作ボタン×10

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