6つのCPUを選べる“MADE IN TOKYO”Vista PC――「HP Pavilion Desktop PC v7060jp/CT」ほのかに青く光るニクイやつ(1/2 ページ)

» 2007年05月11日 10時10分 公開
[兼子忍,ITmedia]

AMDとインテル両プラットフォームを選べる省スペースPC

HP Pavilion Desktop PC v7060jp/CT

 日本ヒューレット・パッカードが発売するPCには、ビジネス向け、家庭向けともにコストパフォーマンスに優れた製品が多数用意される。さらに、同社の直販サイト「HP Directplus」では、CTOメニューを使って基本スペックを好みや用途、予算に合わせて組み替えることができ、必要な機能と性能を備えた1台を入手できる。もちろん、ここで取り上げる省スペース型デスクトップPC「HP Pavilion Desktop PC v7000jp」シリーズも、CPUやメモリ、ストレージデバイスといった主要なパーツを選んで購入することが可能だ。

 以前掲載した「HP Pavilion Desktop PC s3040jp/CT」が省スペース性を重視したのに対し、このHP Pavilion Desktop PC v70x0シリーズは拡張性にも配慮したモデルに仕上がっている。s30x0シリーズと同様、AMDとインテルの両プラットフォームが用意され、それぞれ3つのCPUから選択できる。今回はAMD製CPU搭載のv7060jp/CTシリーズを取り上げたが、インテルプラットフォームのv7080jp/CTではチップセットがIntel 945G Expressとなり、CPUはCore 2 Duo E6420(2.13GHz)/Core 2 Duo E4300(1.8GHz)/Celeron D 360(3.46GHz)が選べる。

統合型チップセットのGeForce 6150 SEを採用

microATXフォームファクタを採用したASUSTeK製のマザーボードを採用する。ソケット形状はAM2で、BIOSも自社製ではなくPhoenix-Awardだ

 このv7060jp/CTは、NVIDIAの統合型チップセットGeForce 6150 SE/nForce 430を搭載したマザーボードをベースに、CPUはAthlon 64 X2 4600+(2.4GHz/L2キャッシュ512Kバイト×2)、Athlon 64 X2 3800+(2.0GHz/L2キャッシュ512Kバイト×2)、Sempron 3500+(2.0GHz/L2キャッシュ128Kバイト)から選べる。DDR2メモリは512Mバイト〜2Gバイト、HDDの選択肢は500/250/160/80Gバイトだ。これらのBTOメニューは前述のs30x0シリーズと変わらないが、チップセット内蔵グラフィックス機能がGeForce 6150 SE(s30x0シリーズはGeForce 6150 LE)となるほか、増設用のグラフィックスカードもGeForce 7500 LE搭載カードに加え、GeForce 7600 GS搭載カードが用意され、省スペースモデルながらゲームも楽しめる1台に仕上げることが可能だ。

 なお、光学ドライブはLight Scribe機能を備えたDVD±R DL対応のDVDスーパーマルチドライブのみで、BTOではIEEE802.11g/b準拠の無線LANカード(プラス1680円)や、ELSA製のアナログTVチューナーカード「EX-VISION 1600TV」(プラス1万5750円)も追加できる(後者はOSがHome Premiumの場合のみ選べる)。OSはWindows Vista Home PremiumとHome Basicからの選択となる。

ASUSTeKのシールがついた8センチ角のファンとPC2-5300のDDR2メモリを採用する(写真=左)。オプションのアナログTVチューナーカード(エルザ ジャパン製EX-VISION 1600TV)を追加すると、Media Centerボタンを備えたリモコンが付属する(写真=中央)。標準ではPS/2接続のキーボードとマウスになっているが、BTOメニューではプラス3150円でワイヤレスタイプも用意されている(写真=右)

チップセット内蔵のグラフィックス機能のほか、BTOではGeForce 7600 GSとHDMI端子を備えたカード(写真=左)や、GeForce 7500 LEを搭載したカード(写真=右)が用意されている。グラフィックスメモリは両方とも256Mバイトだ

優秀なメンテナンス性を実現するも縦置き時はスタンドの装着が必須

前面のカバーを外せばドライブベイが外側にスイングアウトするので、メンテナンス時の作業スペースは確保できる

 前面を光沢ブラック、それ以外をつや消しブラックで塗装したボディは、サイズが100(幅)×397(奥行き)×340(高さ)ミリ、容積が約13.5リットルと比較的小柄にまとまっている。ただ、底面が丸みを帯びた形状をしているため、縦置き時は付属スタンドの利用が必須となる。縦置き用スタンドを装着すると、サイズは152(幅)×397(奥行き)×359(高さ)ミリとなり、容積も約21.7リットルと大柄になってしまうのが残念だ。

 スタンドを装着したままでも側面のカバーは取り外せるので、内部にアクセスは可能だがメンテナンス作業中に本体を横倒しにして安定させるには、このスタンドが邪魔になってしまう。スタンドの装着は、スタンドの前方にあるフックを本体底面にひっかけ、後部を手回しネジ1本で固定するだけと簡単だが、メンテナンス作業のたびにスタンドを外し、また装着しなおすという作業は避けられない。加えて、側面には滑り止めのゴム足がなく、左右両側面に吸気用の細かい穴が空いており、横向きに設置すると安定性と冷却性の両面に不安が残る。実際の利用は縦置きのみと考えたほうがいいだろう。

 そのぶん拡張性は豊富で、メモリスロットが4基(s30x0シリーズは2基)あるので、購入後の増設は柔軟に行える。また、拡張スロットはPCI Express x16と同x1が各1基、PCIが2基あり、増設できるカードはロープロファイル仕様に限られるが、機能追加も容易に行える。一方、マザーボード上には4基のSerial ATAポートを実装しているが、ドライブベイは5インチ/3.5インチオープン/3.5インチシャドウベイが各1基ずつで出荷時に空きがない。ボディサイズを考えると、HDDベイがもう1基欲しかったところだ。

 ケース前面は上下/左右に4分割されたデザインを採用するが、下段の2カ所は前面端子類を隠すカバーとなっている。向かって右側のカバー内には、2基のUSB 2.0とIEEE1394(6ピン)、サウンド関連の端子が並び、左側にはメモリースティックPROとSDメモリーカード、xDピクチャーカード、CFカードなど、15種類のメモリカードに対応したカードスロットと1基のUSB 2.0ポートが内蔵され、携帯音楽/ビデオプレーヤーはもちろん、携帯電話とも、記録メディアを介して簡単に連携することが可能だ。

 メンテナンス性をチェックしていこう。本体側面のカバーは、背面のネジ1本で固定されており、内部へは簡単にアクセスできる。マザーボードの一部を覆っているドライブベイは外側にスイングアウトするほか、各ドライブと拡張カードの増設は工具を使わずに取り外しが行えるため、本機のメンテナンス性は省スペース型PCとしては優秀と言える。

奥行きが40ミリ近くあるほか、サイドカバーのネジが手回しネジでないのが残念なところ。前面のカバー内にメモリカードスロットやUSB端子が並ぶ。増設できる拡張カードの長さは約20センチだ。インテルプラットフォームのv7080jp/CTでは、背面にコアキシャルのS/P DIF入力端子が追加される。なお、電源容量は300ワットだ

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