VAIO夏モデル第3弾は“新Centrino Duo”を積極採用:VAIOにもSantaがやってきた(1/2 ページ)

» 2007年06月12日 15時00分 公開
[前橋豪,ITmedia]

2007年夏モデルVAIO第3弾の特徴

ラインアップ

  • 新シリーズのtype F(FZ)を投入
  • アーキテクチャを変更したtype Aとtype BXが登場
  • type GにOffice Personal 2007+PowerPoint 2007付属モデルを追加

ハードウェア

  • type F(FZ)、type A、type BXにSanta Rosa世代のCentrino Duoを導入
  • type F(FZ)にBlu-ray DiscドライブとHDMI出力を装備
  • type F(FZ)にNTSC比で色域約90%のクリアブラック液晶(ピュアカラー90)を搭載
  • type AのWUXGA対応液晶ディスプレイに「あざやかモード」を用意

ソフトウェア

  • OSはWindows Vista Home Premium/Business
  • type F(FZ)、type Aに「Click to DVD BD」を搭載
  • type F(FZ)にYahooニュースと連動する「VAIO infoboard」を用意
  • type BXに「VAIO HDDプロテクション」を追加



Santa Rosa採用モデルを中心にVAIOノートのラインアップが拡充

新シリーズのVAIO type F(FZ)

 2007年夏のソニーは、複数回に分けてVAIOの新モデルを発表している。4月10日発表の第1弾では主力製品のマイナーチェンジモデルを投入し、5月17日発表の第2弾は10周年記念モデルの「新VAIO type T」で話題を振りまいた。そして今回の第3弾では、5月9日にインテルから発表された新Centrino Duo(開発コード名:Santa Rosa)をVAIOとしては初めて採用したことがポイントだ。

 VAIO夏モデルの第3弾はすべてノートPCで、新機種の「VAIO type F(FZ)」を筆頭に、「VAIO type A」「VAIO type BX」「VAIO type G」の4シリーズ計6モデルが店頭向けに販売される。直販のVAIOオーナーメードモデルも同時発売される予定だ。発売日は、VAIO type Aのみ7月14日、残る3シリーズは6月23日を予定している。

 Santa Rosaこと新Centrino Duoを採用したのは、type F(FZ)、type A、type BXの3シリーズ。CPUにFSB 800MHz対応のCore 2 Duo、チップセットにIntel PM965 ExpressもしくはIntel GM965 Expressを用いている。ただし、いずれもIntel Turbo Memoryを搭載していないほか、無線LAN機能はIEEE802.11a/g/b準拠となっており、ドラフト11nのサポートは見送られている。

第3弾の主役はSanta RosaとBDドライブ搭載で求めやすいVAIO type F(FZ)

 新製品の目玉は、VAIO type F(FE)の上位機種に位置付けられる新シリーズ「VAIO type F(FZ)」だ。店頭向けには2モデルが用意されるが、とくに上位モデルの「VGN-FZ70B」に注目したい。Blu-ray DiscドライブとHDMI出力を搭載していながら、実売価格は25万円前後に落ち着いており、Blu-ray Discドライブの本格的な普及を目指す戦略製品に仕上がっている(HDMI出力は下位モデルも搭載)。

(編集部追記――記事初出時、HDMI Ver.1.3aとの表記がありましたがソニーから追加のアナウンスがあり、正しくは「本機のHDMI端子はテスト規格としてHDMI Ver.1.3aに準拠していますが、1.3a仕様のx.v.Colorや、DVD-Audioには対応していません。Ver.1.0以上の機能としては、1080p/1080iのみのサポートです」となります)

 基本スペックは2モデルとも同様で、CPUに1.8GHz駆動のCore 2 Duo T7100(FSB 800MHz/L2キャッシュ2Mバイト)、チップセットにIntel PM965 Express、グラフィックスチップにNVIDIA GeForce 8400M GTを採用する。1280×800ドット(WXGA)対応の15.4インチワイド液晶ディスプレイは、NTSC比で約90%の広色域を備えた新クリアブラック液晶(ピュアカラー90)を採用することで、緑から青にかけての発色が従来より鮮やかになった。type F(FE)シリーズの約90%の体積を実現したスリムボディもポイントだ。

 なお、詳細なレビュー記事はこちら(Blu-ray Discの普及を目指す――ソニーの家庭向け新ノートPC「VAIO type F(FZ)」)を参照してほしい。

type F(FZ)は、上位モデルの「VGN-FZ70B」に黒のボディ(写真=左)、下位モデルの「VGN-FZ50B」に白のボディ(写真=中央)を採用。VGN-FZ70BはBlu-ray Discドライブを搭載する(写真=右)。キーボードの上部には円形のAV操作ボタンが配置されている

2モデルともHDMI出力(Ver.1.3a準拠)を搭載している(写真=左)。1280×800ドット(WXGA)対応の15.4インチワイド液晶ディスプレイは、NTSC比で約90%の広色域を確保した(写真=中央)。Yahoo!ニュースのヘッドラインを全画面表示するソフト「VAIO infoboard」がプリインストールされている(写真=右)

type Aとtype BXもSanta Rosaへ世代交代

 ハイパフォーマンスなAVノートのtype Aと、2スピンドル構成のビジネス向けノートであるtype BXも新Centrino Duo対応となった。いずれも基本的なボディのデザインは変わらないが、液晶ディスプレイ下部のVAIOロゴをSONYロゴに変更するなど、細部に手が加えられている。

 type Aは、店頭向けに2モデルを用意。上位モデルの「VGN-AR73DB」は、CPUに2GHz駆動のCore 2 Duo T7300(FSB 800MHz/L2キャッシュ4Mバイト)、グラフィックスチップにNVIDIA GeForce 8600M GTを採用し、1920×1200ドット(WUXGA)対応の17インチワイド液晶ディスプレイ搭載も装備するなど、VAIOノートでもっともハイスペックな構成だ。さらに、画質モードをワンタッチで切り替えられる機能を搭載し、通常の「標準」モードに加えて、コントラストを強調しつつ色温度を高める「あざやか」モードが選べるようになった。

 一方のtype BXは法人向けのカスタマイズモデルが主流となるが、店頭向けにもWindows Vista Businessを備えた1モデルが発売される。店頭向けモデルの「VGN-BX4KANB」は、CPUに1.8GHz駆動のCore 2 Duo T7100(FSB 800MHz/L2キャッシュ2Mバイト)、チップセットにGMA X3100のグラフィックス機能を統合したIntel GM965 Expressを使用。液晶ディスプレイは、1400×1050ドット(SXGA+)対応の14.1インチスクエア液晶パネルを用いている。機能面では、動作中の不意の落下などを加速度センサー(XYZの3軸対応)で検知し、HDDのヘッドを待避させることで耐衝撃性を高める「VAIO HDDプロテクション」機能が追加された。

type Aの上位モデル「VGN-AR73DB」(写真=左)と下位モデル「VGN-AR53DB」(写真=中央)。下位モデルは解像度が1440×900ドット(WXGA+)になるなど、基本スペックに差がある。type BXの店頭向けモデル「VGN-BX4KANB」(写真=右)

関連キーワード

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