MDT241WGの最大の見どころは、豊富な映像入力と的を射たスケーリング機能だろう。2台のPC、Blu-ray DiscやHD DVDといった次世代DVD機器、HDD/DVDレコーダー、HD対応ゲーム機などを、MDT241WGにまとめて接続して運用できる。MDT241WGの入力系統でも足りない場合は、若干コストはかかるがHDMIセレクターやD端子セレクターを追加すればよい。スケーリング機能に関しても、オート設定や手動設定でほぼ思い通りの画面表示が得られる。これだけで、購入に値すると感じる人も多いのではないだろうか。
画質についても、VA系の液晶パネルとしては視野角による色の変化が少なく、10ビットガンマ補正機能の効果で階調も比較的しっかりしている。スペック上の輝度が高い点は映像やゲームに有利で、OSDの設定でそれなりに暗くできるため、テキストベースや静止画ベースのPCアプリケーションでもまぶしすぎると感じることはないだろう(個人差にもよるが)。画質調整も細かく行えるので、表示コンテンツに合わせて自分好みの画質に追い込める。動画ボケ軽減技術やスルーモードでゲームプレイ時の応答性を高めているのもポイントだ。
MDT241WGがぴったりマッチするのは、やはり個人で複数のPCやAV機器、ゲームを持ち、それらを1台のディスプレイでまかないたいといった環境だ。さまざまな映像機器を接続するセンター液晶ディスプレイとして、現状で最適な選択肢の1つと言える。
| VISEO MDT241WGの主なスペック | ||
|---|---|---|
| 液晶パネル | 24.1インチワイド(VA) | |
| 解像度 | 1920×1200ドット | |
| 輝度 | 500カンデラ/平方メートル | |
| コントラスト比 | 1000:1 | |
| 視野角 | 上下178度/左右178度 | |
| 応答速度(黒→白→黒)/(中間階調)/MPRT | 16ms/6ms/10ms | |
| PC入力 | DVI-D 24ピン(HDCP対応)×1、D-Sub 15ピン×1 | |
| AV入力 | HDMI×2、D5×1、S-Video/コンポジット×1 | |
| 音声入力 | RCAステレオ×2、ステレオミニ×1 | |
| 音声出力 | ステレオミニ×1、光デジタル(HDMI入力時)×1、ヘッドフォン×1 | |
| スピーカー | 5ワット+5ワット | |
| 外形寸法(幅×奥行き×高さ) | 558.5×270×406.3ミリ | |
| 重量 | 約11.2キロ(スタンド含む) | |
| 昇降調整 | 約60ミリ | |
| チルト調整 | 上25度、下10度 | |
| スイベル調整 | 左右90度 | |
| 消費電力 | 通常時110ワット、パワーセーブ時2ワット以下 | |
三菱、HDMI 2系統など多入力対応の24.1インチワイド液晶「VISEO MDT241WG」
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