ソフマップは8月16日、東京・秋葉原の旗艦店「ソフマップ秋葉原本館」を9月6日にオープンすると発表した。PCやデジタル家電に加え、同社としては初めてエアコンなどの白物家電を本格的に扱う総合店舗。電気街の既存店舗もリニューアルし、「ソフマップタウン」として再編。「当社と秋葉原電気街の再起動」と意気込む。
秋葉原本館は、秋葉原中心部の中央通り交差点に面する角地(千代田区外神田4-1)という一等地に、7階建てビル(店舗面積約4600平方メートル)を借り受けてオープン。デジタルカメラ(2階)、デジタルAV(3階)、PC(4階)など新品を中心に品ぞろえする。
ソフマップとしては初めて、冷蔵庫や洗濯機などの生活家電(5階)や時計、照明器具(6階)を本格的に取り扱う。最新製品を体験できる実演コーナーや、白物に合わせた最長10年の延長補償を用意する。
同社によると、「秋葉原の環境変化に伴い幅広い年代の客が来店するようになり、生活家電の取り扱いについて多くの問い合わせ・要望を頂いてきた」という。秋葉原地区の中核となる総合店舗として、年間売上高100億円を見込んでいる。
本館オープンに伴い、同社の秋葉原地区の店舗群を、中央通りを中心に14店で構成する「ソフマップタウン」として再編する。取り扱いジャンルごとに「ソフトタウン」「PCタウン」としてまとめ、各店舗は順次リニューアルする。
例えば「カクタソフマップ」は「秋葉原リユース総合館」、「ヤマギワソフトアニメ館」は「秋葉原音楽CD館」にそれぞれ9月6日にリニューアル。同13日オープンの「秋葉原アミューズメント館」(現在の秋葉原1号館)はテレビゲーム関連に加え、アニメやアイドル関連の音楽・映像ソフトをそろえ、200人収容のイベントスペースも設ける。
本館の隣りには修理・サポート拠点「秋葉原デジタルクリニック」(現在のヤマギワソフトU-Shop)をオープンさせるなど、電気街で長く展開してきた店舗群の総合力をいかし、JR線を挟んで反対側にあるヨドバシカメラなどに対抗。2010年度に秋葉原地区で売上高400億円という目標達成を目指す。
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