国産ゲーミングマウス「DHARMA TACTICAL MOUSE」の実力を試すニッポンの本気(2/3 ページ)

» 2008年02月21日 12時30分 公開
[瓜生聖,ITmedia]

日本人ゲーマー向けマウス「DHARMA TACTICAL MOUSE」

 DTマウスのセンサ方式はレーザー式だ。解像度は400/800/1600/2000cpiの4段階だが、ソフトウェア補正で400〜3200cpiまで100cpi刻みで設定が可能になっている。マウス本体はかなり軽量に作られており、重量は実測値で91グラム(ケーブル除く)程度。シルエットは左右対称だが、側面が大きくえぐれている。これはロジクールの一般向けマウスに見られるサムレストとは異なり、もともと小型であるマウスをさらに側面からつまみやすいようにえぐったような形だ。

 搭載されているボタンは一般の左右、ホイールに加え、天頂部にcpi変更用ボタン、左サイドに進む、戻るボタン、右サイドにMODEボタンの計7ボタン。cpi変更用ボタンは突起が出ており、前後にわずかにスライドさせることであらかじめ設定しておいた4レベルのcpiに切り替える。現在選択されているcpiレベルは左ボタン横のインジケータで確認できる。

本体上面/底面/背面

本体左側面/右側面/前面

 各ボタンへの割り当て、連続した操作などを実行するスクリプト(マクロ)の編集・登録は同梱の管理ソフトウェア「ダーマコントロール」から行う。登録した内容はDTマウス内部のメモリに保存されるため、実行時にはダーマコントロールは必要ない。つまり、自宅のPCで設定しておけば、LANパーティなどでDTマウスを持ち込んでもボタン割り当てやスクリプトが利用可能ということだ。

基本設定ではcpiのセッティング4パターン、センシティビティ、リポートレートなどのマウス挙動の設定、それと各モードごとにカスタマイズ可能なボタンを設定する(画面=左)。ダーマコントロールのメイン画面。保存したスクリプトを管理するストレージエリア、編集を行うエディットエリア、ボタンに割り付けるモード設定エリアを使って編集・管理・割り付けを行う(画面=右)

 競合製品にはボタン割り当て時だけでなく、利用時にもこのようなマウス用ソフトウェアが必要であるものも多い。マウスの機能を利用するのにソフトウェアが必要だとゲームプレイ時にも実行中のプロセスが1つ増えることになる。ほかのPCで利用することがないとしても、安定した動作のためにはなるべくハードウェア(および標準ドライバ)のみで実現されることが望ましい。特にDTマウスはPCからはマウスだけではなく、USB複合デバイスとしてキーボードとしても認識される。キーの押下などのスクリプトも、よりハードウェアに近い側でのエミュレーションが可能だ。

ファームウェアのアップデート画面。リフトオフディスタンスのカスタマイズ機能も追加される予定だ

 ただし、ハードウェアのみでスクリプトを管理する場合は、ゲームによってはセットしたスクリプトを切り替えるようなことができない。そのため、DTマウスにはモードが3つ用意されており、スクリプトやボタン割り当てのセッティングを右サイドのMODEボタンで切り替えることができるようになっている。なお、cpiのセッティングはどのモードでも共通だ。

 割り当て可能なボタンは左サイドの進む・戻るボタン、それにホイールの押し下げ(センター)、左右チルト、右サイドのMODEボタンの計6ボタン。この中でユニークなのは左右チルトだろう。単なる左右スクロールではなく、個別のボタンとして認識させることができるため、人差し指だけで左クリック、ホイール押し下げ、左右チルトの4ボタンを操作できることになる。

 また、本来マウスの動作をコントロールするMODEボタンの割り当てが変更可能であることも特徴の1つだ。ただし、右側面を薬指・小指でホールドするとMODEボタンに薬指が当たりやすい。ボタンは非常に軽く作られていることもあって、まず間違いなく誤って押してしまうのではないだろうか。カスタマイズによってMODEボタンを「割り当てなし」にしておくのが無難なようだ。

cpi変更ボタンは人差し指でひっかけるように前後にスライドさせて操作する(写真=左)。左右チルトも人差し指で操作することを考えると、人差し指に割り当てられるボタン数はかなり多い(写真=中央)。MODEボタンの位置は薬指がちょうど当たる位置だ(写真=右)

 PCとの接続はUSBの有線だが、ケーブルがかなり柔らかい編み上げひも(ファブリックケーブル)になっており、マウスを前方に動かしたときも押し返すような反発はない。ファブリックケーブルを採用したゲーミングマウスはほかにもあるが、DTマウスのやわらかさは一線を画している。ファブリックケーブルの認識を改めた次第だ。

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