店内は1階と地下1階にびっしりと購入手続き用カウンターが用意され、大量の客をさばけるようになっていた。早速、案内されたカウンターにつく。そこでiPhone 3Gを用意してもらい、加入サービス、電話番号、支払い方法などを決定し、登録が終わると、やっとiPhone 3Gを利用可能にする手続きに移る。
まずは別途用意されたUSIMカードをiPhone 3Gにセットして、アクティベートさせる必要がある。iPhone 3Gの箱とペーパーナイフをスタッフから手渡され、自分で箱を開けさせられる。そしてiPhone 3Gを取り出し、傷がないことを確認。その後、担当者がUSIMカードを挿入する。
動作確認をした後、カウンターに置いてあるノートPCとUSBで接続し、その場でアクティベートを行う。アクティベート作業は、もちろんすべて専用のスタッフが行う。
スタッフの手で開通が確認されたら、再度こちらが動作確認を行い、購入が完了する。
筆者の場合、スタッフによる住所の打ち間違いがあってやや手間取ったが、それでも30分強で済んだ。最低限の手続きでOKという人は20〜25分くらいで完了していたようだ。
念入りなリハーサルが行われていたのか、購入は予想以上にスムーズで混乱もなく、先頭から100番目くらい(MNPを行う人は午前9時スタートなので、彼らを除くとそのくらいだ)であったが、発売から実質1時間後にはiPhone 3Gを手にしていた。
ちょっとうれしい。
店頭でiPhone 3Gを手渡された時点で、iPhone 3Gは購入後即座に使用可能となっている。一部ではiTunes 7.7が必要といわれてはいるが、基本的な機能はパソコンとの接続を行わなくても利用可能だ。通話はできるし、ネットへの接続も問題ない。Googleマップを見たり写真を撮ったりできるし、Safariを使ったWebブラウジングもメールの設定も可能だ。
つまり、PCがなくても最低限の作業はiPhone 3G単体でできるのである。
iPhone 3Gを購入できた人はその場で遊んでみるといいだろう。思ったよりいろんなことができるし、快適に地図やWebブラウズで遊べるはずだ。
ただし、iTunes Wi-Fi StoreとApp Storeに関しては、アカウントを手動で入力してもダメだった。デフォルトで米国のStoreへアクセスするため、日本のアカウントは使えないのである。これはiTunesを使って同期したとき、iTunes上で使っているStore情報が同期されるためで、日本のアカウントを使おうと思うと、どうやらPCを使ったiTunesとの同期が必要らしい。したがって、続きは帰宅して、家のPCのiTunesを7.7にアップデートしてからゆっくり行うことにする。
次回以降は、細かくiPhone 3Gの見た目と使い勝手、iTunesとの同期について見ていく予定だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.