進化したRAW現像・写真管理ソフト「Lightroom 2」に迫る:もはやPhotoshopは不要!?(3/3 ページ)

» 2008年07月31日 16時30分 公開
[永山昌克,ITmedia]
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マルチディスプレイ対応でワークスペースを拡大

 操作面での大きな進化は、複数のディスプレイ環境に対応したこと。5つのすべてのモジュールでの作業中に、従来通りのメイン画面に加えて、セカンドウィンドウを表示できる。セカンドウィンドウの表示は、ライブラリモジュールと同じグリッド表示やルーペ表示、比較表示、選別表示のほか、スライドショー表示に対応する。

 例えば、1つの画像を編集する際に、セカンドウィンドウにグリッドを表示して、ほかの画像に素早く切り替えたり、片方を拡大表示に、もう片方を全体表示にして両者を見比べながら作業を進めたりできる。セカンドウィンドウの位置は自由に変更できるので、マルチディスプレイ環境でない場合には、1つのディスプレイ内の、メイン画面の横や上に配置することも可能だ。

2台のディスプレイ環境で、メイン画面の左にセカンドウィンドウを表示した状態

画像書き出しの設定画面。書き出しの際のシャープネス処理に対応した

 出力関連では、プリントモジュールに「ピクチャパッケージ」機能を追加。複数のサイズで並べた単一の画像に対して、複数ページのレイアウトを作成できる。また、ピクチャパッケージやコンタクトシートなどのレイアウトした画像を、印刷ではなくJPEGファイルとして出力することも可能になった。

 細かい点だが、現像モジュールやプリントモジュールでのシャープ設定とは別に、画像書き出しの際にシャープネス処理を加えられるようになったことや、画像の書き出し先として「元の写真と同じフォルダ」を指定可能になったことも、使い勝手を高める改良といえる。また、「後処理」として、書き出した画像をほかのアプリケーションに直接送信できるようになった

 そのほか、仕様上の変更点としては、読み込める画像の上限1万ピクセルが、各辺3万ピクセルに向上したことが挙げられる。


 トータルとしては、大幅な改良や画期的な進化というよりも、利便性を高めるための、まっとうなバージョンアップといった印象だ。重視する機能や使い方は人それぞれだが、個人的には部分補正への対応と、Photoshop CS3との連携強化がありがたい。

 欲をいえば、Photoshop CS3の「レンズ補正」フィルタ内にある「ゆがみ補正」や「遠近の変形」機能をLightroom 2.0に搭載してほしかったと思う。ただ、あまり多機能化しすぎてPhotoshopが不要になってしまうのはメーカーとしては困るのかもしれない。

 現に私自身、Lightroom 1.0の購入以降、Photoshopの使用頻度は激減し、今回のバージョンアップでますますLightroomだけで十分に思えてきた。もちろん、CMYK変換や画像合成などPhotoshopでしかできない機能はまだまだあるが、大量にRAW撮影した画像をまとめて現像、補正、出力する用途ではLightroom 2.0が重宝する。

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