7月に初登場したASUSTeK「Eee PC 901-X」やMSI「Wind Netbook U100」などのNetbookは、ユーザーの高い関心を集めながらも供給量が不足し、1カ月近く品薄状態が続いていた。しかし、お盆の次期にどちらの機種もまとまった数の再出荷を実行。以降は、Wind Netbook U100は単発の出荷となったが、Eee PC 901-Xの再入荷が順調に行われ、9月初旬現在は比較的入手しやすい状況となっている。
その流れを受けてか、「夏の最後のNetbook」(某店員さん)と呼ばれていたエイサーの「Aspire one」は、8月後半に登場したものの、売れ行きは振るわないという声を聞いている。ツートップ秋葉原本店は「Netbookを求める人は、もともと限られています。今までは各モデルが品薄だったので、過熱気味の人気が続いていましたが、“どれでもいいや”という人が手軽にEee PCを買えるようになった現在、新規参入は厳しいかも。そういう点では、ワンセグチューナーの登場時期と似ています」と語った。
なお、8月末には、Eee PCの下位モデル「900-X/701SD-X」の予約が始まったり、Wind Netbookの下位モデル「U90」が発表されるなど、エントリーモデルを拡充する流れが起きている。これをうけて「最初の熱狂は幕を閉じて、次は細かい需要を満たす安定期の戦いになります。ラインアップとサポートの充実が図れるメーカーが伸びるでしょう。今のところはASUSTeKがリードしています」(TSUKUMO eX.)といった声もある。


右がWind Netbook U100、左がAspire one(写真=左)。元祖Eee PCの「4G-X」(中央)もわずかに出回っている(写真=中央)。ツートップ秋葉原本店ではすでにEee PC下位モデルの予約が始まっている(写真=右)
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見た目はフツー、だがそれがいい――MSI「Wind Notebook U100」を検証するCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.