S101のコンセプトとして、システム構成以上に重要とされるのが「デザイン」だ。ASUS台湾本社のデザインチームから、S101のデザインコンセプトが紹介されたが、従来のEee PCではユーザーにやさしい印象と心地よい使い勝手を提供するカーブを取り入れた「Smooth Curvers」と呼ばれるボディラインだったが、S101では「Smooth Curvers 2.0」と呼ぶ、角を持たせたシャープなボディラインを採用している。
「Highly Mobile & Fashion Conscious」「Looking for Luxury」とASUSの資料にあるように、S101で重要とされたのは、高級感を感じさせるボディのデザインと質感だ。特に、光沢のある質感はイブニングバックから、そして、シャープなボディラインやデザインアクセントは高級腕時計やペンをモチーフとして取り入れているという。
S101でもカラーバリエーションモデルが用意されるが、従来のEee PCのようなパステル調ではなく、つややかで光沢を持たせた質感と、シャンパンゴールドやダークブラウンといった高級感のある色調を採用している。
台湾で行われた発表会で明らかになったS101の正式スペックは以下のとおり(2008年10月7日、18:00に追記)。
S101 | 主要スペック |
---|---|
OS | Windows XP Home Edition、GNU Linux |
CPU | Atom(N270を搭載しているが、スペック表では明らかしていない) |
チップセット | Intel 945GSE Express+ICH7-M |
液晶ディスプレイ | 10.2型ワイド(LEDバックライト)、最大解像度1024×600ドット |
有線LAN | 10/100Mbps |
無線LANN | IEEE 802.11 b/g/n |
Bluetooth | V2.0 |
メモリ | DDR2 1Gバイト |
ストレージ | SSD 16Gバイト/32Gバイト/64Gバイト(Eee Storage 30Gバイト) |
内蔵カメラ | 有効30万画素 |
インタフェース | アナログRGB、USB 2.0×3、有線LAN、4-in-1(MMC、SDメモリーカード、メモリースティック、同PRO対応)カードリーダー |
バッテリー | リチウムポリマー(36ワットアワー) |
ボディサイズ | 264(幅)×180.5(奥行き)×18〜25(厚さ)ミリ |
重さ | 1キロ |
ボディカラー | ブラウン、シャンパン、グラファイト |
また、ASUSの日本市場担当者のコメントによると、日本では11月上旬の発表を予定しているとのこと(2008年10月9日、18:00に追記)。
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