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不景気時代のSOHO向け低価格A4モノクロレーザー複合機選びバイヤーズガイド(2/2 ページ)

» 2009年02月17日 16時30分 公開
[小川夏樹,ITmedia]
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選択肢が豊富なミドルレンジは用途を絞り込もう

 ミドルレンジクラスは2社で合計5モデルと製品数が多いぶん、利用目的をきちんと立てて製品を絞り込む必要が出てくる。キヤノンでは「Satera MF4370dn」「Satera MF4350d」「Satera D450」の3モデルが該当する。

 Satera MF4370dnは、ADFが片面読み取りになった以外は最上位のSatera MF4380dnに準ずる仕様だ。22ppm/cpmの高速エンジンや自動両面印刷、有線LAN対応、ネットワークスキャンといった機能はそのままで、実売価格が5万円を切っており、両面読み取りADFの必要がないか、予算が5万円以内でなるべく高機能な製品を選びたい人に向いている。

 そしてSatera MF4350dは、4万円を切る価格で有線LAN接続やネットワークスキャン機能などが不要な人向けとなる。Satera D450は、FAXと有線LANは非搭載だが最上位のSatera MF4380dnと同じ両面読み取りADFを採用しており、利便性を求めるユーザーに向いている。価格も4万5000円前後と買い得感が高い。

Satera MF4370dn
Satera MF4350d
Satera D450

 ブラザー工業のミドルレンジモデルは、「MFC-7840W」と「MFC-7340」の2モデルだ。MFC-7840Wは、21ppm/cpmの出力性能で片面読み取りのADFを搭載し、最大給紙枚数が250枚のコンパクトな本体を採用するなど、キヤノンのSatera MF4370dnとクロスする製品だ。実売価格も4万5000円前後と若干Satera MF4370dnより安価に設定されている。機能面ではSatera MF4370dnが自動両面印刷に対応するのに対し、MFC-7840Wは非対応、両モデルとも有線LANは装備するが、MFC-7840Wは無線LANを標準搭載するといった違いがある。下位のMFC-7340は、MFC-7840Wから有線LAN/無線LANを省いてボディカラーをブラックからグレー基調にしたモデルで、価格を3万5000円前後に引き下げた製品と考えるとよいだろう。

 このように、ミドルレンジクラスの製品は実売価格をはじめ、用途や利用目的を絞り込んでいくことで製品候補がおのずと決まってくるはずだ。

MFC-7840W(写真=左)とMFC-7340(写真=右)

ローエンドクラスはA4モノクロレーザーとも比較しよう

 実売2万円台から3万円を切るローエンドゾーンは、プリント/コピー/スキャンの3機能だけでよいというユーザー向けの製品になる。このクラスになると比較する対象は複合機だけでなく、2万円台の低価格なA4モノクロレーザープリンタも含まれてくる。つまりA4モノクロレーザープリンタとそれほど変わらない価格で購入でき、ADFやカラースキャン、コピー機能が使える点が付加価値になる。

 キヤノンの製品でローエンドクラスは「Satera MF4330d」と「Satera MF4010」の2モデルとなる。中でもSatera MF4330dは、最新モデルの一員であり22ppm/cpmの高速エンジンとADF、自動両面印刷機能といった高機能さがウリで、実売でも3万円を切る優れたコストパフォーマンスが魅力の製品だ。Satera MF4010は、2008年からの継続モデルで20ppm/cpmのエンジンにADFは非搭載という、いわばプリンタにスキャナを組み合わせてコピーを可能にしたモデルといえるだろう。

Satera MF4330d(写真=左)とSatera MF4010(写真=右)

 ブラザー工業のローエンドは2モデルで、「DCP-7040」と「DCP-7030」が該当する。DCP-7040はSatera MF4330d対抗ともいえる仕様であり、出力は21ppm/cpmでADFを搭載、自動両面印刷には非対応だが実売で2万円台半ばとSatera MF4330dよりも安価になっている。DCP-7030はSatera MF4010対抗でADFは非搭載、価格も2万円前後と拮抗する製品だ。

 ローエンドクラスの製品は価格が安いぶん、モノクロレーザー複合機を初めて使うというユーザーに向いているように思えるが、これまで複合機を使っていて必要な機能が絞り込めたユーザー、そして安価なA4モノクロレーザーを購入しようとしている人も購入を検討してみるのをお勧めする。

DCP-7040(写真=左)とDCP-7030(写真=右)

お得なキャンペーン情報もチェック

キヤノンが実施中のキャッシュバックキャンペーン

 そのほか、年度末ということもあって両社ともキャンペーンを展開中だ。キヤノンは4月17日まで発売記念キャンペーンを行っており、A4モノクロレーザー複合機の最新モデルを購入するともれなくキャッシュバックを受けられる。具体的には、Satera MF4380dn、MF4370dn、MF4350d、D450が5000円、MF4330dとMF4010が2000円のキャッシュバックとなる。保証書のコピーや領収書などを応募する必要があるものの、購入価格を低く抑えることが可能だ。

 一方のブラザー工業は「モノクロトナープレゼントキャンペーン」を4月26日まで展開しているが、残念ながら今回取り上げたモデルは対象外となっている。


 以上、低価格なA4モノクロレーザー複合機を見てきたが、最上位モデルともなると性能が1〜2年前の10万円クラスのモデルと同等かそれを超えるようになってきているといえる。

 細かいところでは、Sateraシリーズでは「オンデマンド定着技術」によってウォームアップの時間が必要でなく、待機消費電力も3ワット以下と低く抑えられており、エコを意識した製品になっている。また従来モデルでは液晶モニタにバックライトが搭載されていなかったが、新モデルではバックライトを搭載することで視認性が向上しているという違いがある。ブラザー工業のモデルでは、液晶モニタにバックライトを標準装備し、表示されるメニュー項目に漢字を含めた日本語表示が可能であったり、背面排紙が可能になっており、封筒や厚紙を印刷した場合に反りを抑えた印刷ができるようになっている。

 A4モノクロレーザー複合機は価格と性能のバランスが取れてきたことで値ごろ感が一層高まってきており、現在のような不景気でも買い替えや新規購入することで、印刷速度のアップや使い勝手の向上、電気代の削減、省スペース化などさまざまなメリットを受けられるのは間違いない。

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