ツクモが脱皮を完了した3月のアキバ5分で分かった気になるアキバ事情(3/4 ページ)

» 2009年04月02日 12時00分 公開
[古田雄介,ITmedia]

GPU市場は新製品が豊作?――大容量メモリ搭載モデルが人気を集める

発売前にドスパラ秋葉原本店で先行展示されていたPalit製GeForce GTS 250カード

 3月11日、NVIDIAの新GPU「GeForce GTS 250」を搭載したグラフィックスカードが各社から一斉に発売された。複数のメーカーが搭載メモリの容量違いで512Mバイトと1Gバイト、2Gバイトの3ラインアップを用意しており、価格は1万5000円前後から2万5000円弱と幅広く分布している。

 GeForce GTS 250の仕様は従来モデル「GeForce 9800 GTX+」とほぼ同じ。このため、ヒットを期待する声はほぼ聞かれなかった。フェイス本店は「はっきりいって名前を変更しただけ。このため、初回から各社が豊富なバリエーションを用意していますが、今買うなら旧名のGeForce 9800 GTX+カードのほうが少し安いのでお得です。GeForce GTS 250が売れるのはGeForce 9800 GTX+カードの在庫を売り切った後になるでしょう」と割り切っている。

 それでも、GDDRメモリを2Gバイト搭載するモデルは比較的好調に売れているとの声も聞いた。「今はフルHD液晶でゲームをプレイする人が増えています。解像度が大きい画面では、グラフィックスカードのメモリ容量が快適性に大きく影響します。1Gバイトあれば大丈夫ですが、2Gバイトならさいらにサクサク表示されますからね」(ツートップ秋葉原本店)という。

 上記の理由から、高性能なカードほど大容量メモリの需要が高くなる。それを端的に表していたのが、3月末に登場したSapphire「VAPOR-X HD4870 2G GDDR5」の人気だ。RADEON HD 4870カードでは最大容量となるGDDR5 2Gバイトメモリを搭載しており、3万円弱の価格で登場した。同時に発売された1Gバイトメモリ版の「VAPOR-X HD4870 1G GDDR5」は2万8000円前後と、価格差がほとんどない。その値頃感も手伝って発売日に売り切れるショップが続出した。

 パソコンショップ・アークは「もともとRADEON HD 4870は人気のGPUで、大容量メモリ搭載モデルを待っていたユーザーは多いですね。そのうえ非常に割安なので、狙っていた方は即座に購入されました。入荷数が少なめだったこともありますが、再入荷しても好調に売れると思います」と語る。

2段占有の大型クーラーを搭載するGeForce GTS 250カード(写真=左)。3月末時点でもいくつかのショップでGeForce 9800 GTX+カードを見かけた(写真=中央)。Sapphire「VAPOR-X HD4870 2G GDDR5」(写真=右)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月13日 更新
  1. 6500円でデスクに新風! Thermalrightの小型液晶がヒット、背景にメモリ高騰? (2026年02月09日)
  2. ワコムが安い? 驚きの2025年を振り返り メモリ高騰におびえる2026年の「自作PC冬眠」と「次世代CPU」への期待 (2026年02月12日)
  3. キンタロー。も驚くほぼ「入力ゼロ」の“次世代”確定申告 2026年の弥生は3つのAI活用とデスクトップ製品強化を両輪に (2026年02月12日)
  4. 元Appleのジョナサン・アイブが手掛けるフェラーリ初EVの内装デザイン公開 物理ボタンとデジタルの融合 (2026年02月10日)
  5. 新ARグラス「XREAL 1S」を試す 解像度と輝度が向上、BOSEサウンドで没入感アップ “3D変換”も大きな魅力 (2026年02月10日)
  6. マウス社長が3日間“フル参戦”した理由とは? 大阪・梅田のど真ん中で起きた“eスポーツ×地域振興”の化学反応 (2026年02月11日)
  7. アイ・オー、拡張ドック機能を備えたType-C接続対応の27型4K液晶ディスプレイ (2026年02月12日)
  8. ASRock、“CPU起動トラブルを解決”するSocket AM5マザー用のβ版BIOSを公開 (2026年02月10日)
  9. 「雲」から降りてきたAIは「パーソナル」な存在になれるのか――開催から1カ月経過した「CES 2026」を振り返る (2026年02月12日)
  10. 梅田の街がeスポーツに染まった3日間――「Osaka GeN Scramble」で見えた、地域とデバイスが融合する最新イベントの形 (2026年02月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年