「JX-FX100B」はローエンドモデルで、本体サイズも200(幅)×166(高さ)×303(奥行き)ミリと「JX-FX300B」と比べてコンパクトになっている。拡張性は光学ドライブ用の5インチベイが1つと3.5インチシャドウベイが1つとシンプル。このため、内部のスペースに余裕がある。光学ドライブとの干渉があるため、面積を必要とする大型CPUクーラーユニットの組み込みは難しいが、高さは9センチほど空いているので、トップフロー型や“KATANA II”のような薄型のサイドフロークーラーならマザーボードのレイアウト次第で取り付け可能だ。
排熱のために搭載するは、リアの8センチ角(1600rpm)の静音ファンだけだが、ケース内部の空間が十分空いているので十分だろう。ファンノイズも小さい。
標準で搭載する電源ユニットの容量は150ワットで、+12ボルトは9アンペア、+5ボルトスタンバイが2.0アンペアと、ケースの拡張性を考えれば不足はない。コネクタはATX24ピン×1、ATX12ボルト4ピン×1、Serial ATA×2、ペリフェラル×2という構成。内部のレイアウトはシンプルなので、パーツの組み込みも容易。実売価格も7000円弱と安価で手が出しやすい。Mini-ITXフォームファクタに初めて挑む入門用としてお勧めできる製品だ。


フロントパネルはヘアライン加工されたスチール製。「JX-FX300B」と同じく、5インチベイはデザインカバー付きの光学ドライブ専用タイプ、USBコネクタなどの数も同じ(写真=左)。背面に見えるファンは8センチ角タイプが1つ。動作音は静かだ(写真=中央)。内部は3.5インチシャドウベイが1つとシンプルなぶん、空間には余裕がある。マザーボードの取り付けや配線作業も容易だ。拡張カードは奥行きのあるタイプも取り付け可能。電源ユニットは本体前面に取り付けられている(写真=右)
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