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仕事用マシンだって「Core i」シリーズを使いたい――「HP Compaq 8100 Elite SF/CT」ビジネスPCを新世代に(1/2 ページ)

» 2010年05月19日 12時00分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

新世代の基本システムを採用

HP Compaq 8100 Elite SF/CT。価格は最小構成で7万6650円から

 HP Compaq 8100 Eliteは、同社のビジネス向けデスクトップPC「HP Compaq」シリーズの中でもパフォーマンスを重視したラインアップだ。省スペース型の「SF」とミニタワー型の「MT」が用意されているが、ここでは、スリムなボディに新世代のハイスペックパーツを詰め込んだ、前者の「HP Compaq 8100 Elite SF/CT」を取り上げる。

 HP Compaq 8100 Elite SF/CTの基本スペックは、BTOを駆使して柔軟な構成が可能だ。Intelの新世代システムを採用しており、CPUには「Clarkdale」(開発コードネーム)の名で呼ばれたCore i5/Core i3を採用している。評価機ではCore i5-650を搭載しているが、Core i5-670/660、Core i3-530も選択できる。いずれのモデルもCPUコアに加えて、HD動画再生支援機能を内蔵したGPUコア「Intel HD Graphics」を統合している。

 このCPUコアは最新の32nmプロセスルールで製造されており、低消費電力と高性能を高いレベルで両立しているのが特徴だ。同時マルチスレッディングのHyper-Threading Technologyに対応しており、デュアルコアCPUながらマルチスレッドに最適化されたマルチメディア系アプリケーションでも高い性能を発揮する。また、Core i5の3モデルは、CPUコアの状態を監視し、負荷状態に応じて自動でクロックを上昇させるTurbo Boost Technologyもサポートしているため、マルチスレッドに対応していないアプリケーションをさらに高速に処理できる。

CPUはCore i5-670/660/650、Core i3-530から選択できる。評価機のCore i5-650は、基本動作クロックが3.2GHzだが、アイドル時/低負荷時には省電力機能のEIST(Enhanced Intel Speedstep Technology)により最低1.2GHzまで動作クロックが下がる。一方、高負荷時にはCPUの温度や消費電力を監視しつつ、最大3.46GHzにまでクロックを引き上げる(画面はCPU-Z)

Intel Q57 Expressチップセットを搭載したマザーボードを採用

Intel Q57 Expressチップセットを採用したマザーボード

 システムの中核となるマザーボードのチップセットには、Intel Q57 Expressを採用している。Core i5/Core i3内蔵GPUのディスプレイ出力を行う機能を持ち、ディスプレイ出力端子としてはDisplayPortとアナログRGB(D-Sub15ピン)を背面のリアパネル部に装備している。

 そのほかのリアパネル端子は、2基のPS/2ポート、6基のUSB 2.0ポート、サウンド端子(ステレオ出力)、1000BASE-T対応の有線LANなど、ビジネス向けのデスクトップPCとしては標準的な内容だ。また、Intel vProテクノロジーに対応しているため、ハードウェア暗号キーを活用した高度なセキュリティ管理やネットワーク経由でのリモート管理などが行なえるメリットもある。

 マザーボードのメモリスロットは4本(PC3-10600対応)、拡張スロットはPCI Express x16が2本、PCI Express x1スロットが1本、PCIスロットを1本備えており、標準ではすべてが空いている。PCケースの関係上、すべての拡張スロットはLowProfile対応である。メモリはPC3-10600に対応し、1Gバイト(1Gバイト×1枚)から8Gバイト(2Gバイト×4枚)まで柔軟な構成が可能だ。

グラフィックス機能は、チップセットとの組み合わせで有効になるCPU統合型のIntel HD Graphicsを利用する

 グラフィックス機能は、CPUに統合されているIntel HD Graphicsを利用するほか、グラフィックスカードとしてATI RADEON HD4550(ビデオメモリ512Mバイト)を追加することもできる。データストレージのBTOオプションには、最大500Gバイトまでの3.5インチHDD(7200rpm)と64GバイトのSSDが用意され、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブとDVD-ROMドライブの2択だ。このあたりの仕様はいかにもビジネス向けらしい。

 プリインストールOSも柔軟に選択が可能で、32ビット/64ビット版両方のWindows 7 Home PremiumとProfessional、Windows XP Professional(Windows 7 Professionalダウングレード)、Windows Vista BusinessがBTOの選択肢として用意されている。

メンテナンス性の良い省スペースボディ

メンテナンス性の高さも特徴の1つ。回転機構を持つ5インチベイや電源ユニットにより、各種パーツの交換を簡単に行える

 ボディも本製品の大きな特徴だ。ブラックを基調にしたシンプルなデザインで、オフィスにも違和感なくなじむ。縦置き時のサイズは100(幅)(177)×378(奥行き)×338(高さ)ミリ(スタンド装着時は177(幅)××378(奥行き)×350(高さ)ミリ、容積は約12.8リットル(スタンド含まず)と、非常にスリムで置き場所を選ばず設置できる。

 前面端子はUSB 2.0が4基、ヘッドフォン、マイクが1基ずつ用意されている。また、BTOでは22-in-1メディアカードリーダーライター (コンパクトフラッシュTypeII/SDHCメモリーカード/メモリースティックPRO/xDピクチャカードなどに対応)も追加できる。

 メンテナンス性に優れている点も特筆すべきポイントだ。サイドカバーのロックはカバーに用意されたノブを引くと外れ、サイドカバーを開けるとすぐCPUクーラーやメモリソケットにアクセスできる。光学ドライブやHDDなどのドライブ類も工具なしで取り出せるので、交換作業なども容易に行える。

本体前面/背面/左側面

 なお、ボディ前面の吸気口近くに設けたファンとCPU、チップセット、そして後方の排気口が直線的に配置するほか、ダクトを使ってエアフローの経路を明確にすることで、ボディ内部の熱を効率的に排出している。静音性も優秀で、室温24度の室内でボディ正面から20センチの距離で測定した騒音は、アイドル〜低負荷時で32デシベル、高負荷時でも36デシベルと非常に静かだった。無音に近いとまではいえないが、静かな部屋でもファンノイズをわずらわしいと感じる場面はないはずだ。

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