NTT東日本は5月25日、FTTH「フレッツ光」の加入者向けに、6月下旬からモバイルWi-Fiルータを月額315円でレンタル提供すると発表した。ルータはバッファローが発売する「ポータブルWi-Fi」と同等の製品だが、SIMロックフリー版も用意する。
ルータの名称は「光ポータブル」。WAN回線として3Gと無線LAN、有線LANに対応し、状況に応じて最適な回線を選択し、最大連続通信時間は6時間──といった特徴は、NTTブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)とバッファローが共同開発した「ポータブルWi-Fi」と同等だ。
ただし、WAN回線のうち有線LANはフレッツ光に限定。無線LANは同社の「フレッツ・スポット」と、それ以外公衆無線LANサービス(IEEE 802.11a/b/g)に対応する。
初出時に「WANの無線LANはフレッツ・スポットに限定されている」と記述しましたが、フレッツ・スポット以外の公衆無線LANサービスでもIEEE 802.11a/b/g準拠であれば利用可能です。おわびして訂正します。
またポータブルWi-FiにはSIMロックがかかっており、利用できる3G回線がNTTドコモのFOMAに限られるのに対し、光ポータブルはドコモSIMロック機種に加え、SIMロックフリー機種も用意。SIMロックフリー機種なら、ドコモ以外の携帯電話事業者のSIM(W-CDMA)を差して利用できる。
レンタル開始に合わせ、6月1日からフレッツユーザー向けのフレッツ・スポット利用料金を月額210円に値下げする。従来は840円だった。9月末までにフレッツ・スポットを申し込むと、初期工事費2100円を無料にするキャンペーンも実施する。
それぞれ申し込みは同社Webサイトから。
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