NECディスプレイ、カラーマネジメント対応の23型フルHD液晶「MultiSync LCD-PA231W」IPSパネル、14ビットLUT、10ビット入力対応

» 2010年08月18日 17時45分 公開
[ITmedia]
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 NECディスプレイソリューションズは8月18日、カラーマネジメント対応の23型フルHD液晶ディスプレイ「MultiSync LCD-PA231W」を発表した。9月16日に発売する予定だ。価格はオープン、実売価格は9万円前後と予想される。

LCD-PA231W(左)とブラックモデルのLCD-PA231W-BK(右)

 印刷、写真、アート、DTP、映像などの分野を想定したプロフェッショナル向けのワイド液晶ディスプレイ「MultiSync PA」シリーズの新製品。独自の画像処理専用IC「SpectraViewエンジン」を備え、3次元ルックアップテーブルと色変換アルゴリズムを用いることで、色再現性を向上した。任意の別の色域表示や、ほかのディスプレイ/印刷物とのカラーマッチングに対応し、ICCプロファイル/印刷/色覚のエミュレーション機能も持つ。

 ピクチャーインピクチャーとピクチャーバイピクチャーの2画面同時表示をサポートし、オリジナル画面とエミュレーション画面の両方を同時に表示できる。縦置き表示の利用時には画面を上下2段に映すことも可能だ。

 1920×1080ドット表示の23型ワイド液晶パネルはIPS方式を採用。RGB各色14ビットのルックアップテーブルにより、約4兆3475億色中から約1677万色(DVI入力時)もしくは約10億7374万色(DisplayPort 10ビット入力時)の表示が行える。上位モデルと異なり、Adobe RGB色域の再現には対応しない。輝度は270カンデラ/平方メートル、コントラスト比は1000:1、視野角は上下178度/左右178度、応答速度は14ms(中間階調で8ms)だ。

 インタフェースはDisplayPort(HDCP対応)、DVI-D×2(HDCP対応)、アナログD-Subを搭載。アップストリーム×2、ダウンストリーム×3のUSB 2.0ハブ機能も装備する。

 スタンドは上30度/下5度のチルト、左右90度のスイベル、150ミリ範囲の昇降、縦位置表示が行える。本体サイズは543.6(幅)×227.6(奥行き)×338〜488(高さ)ミリ、重量は約10.2キロだ。

 オプションのソフトウェア「SpectraView II」(1万6800円)と同社推奨カラーキャリブレーターを用いることで、ハードウェアキャリブレーションが行える。オプションとしては、専用遮光フード「LCD-HDPA23」(1万8690円)も用意する。

 なお、同社はLCD-PA231Wの購入者に専用遮光フード(LCD-HDPA23)をプレゼントするキャンペーンを2010年9月16日〜同年10月31日の期間で実施する。

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