ThinkPad T410sでOptimus Technologyを賢く使う:これは頭を使います(1/2 ページ)

» 2010年11月25日 11時30分 公開
[長浜和也(撮影:矢野渉),ITmedia]

ThinkPad T410sに“Optimus Technology”入りました!

NVIDIAのOptimus Technologyに対応した「ThinkPad T410s」は、BTOの派生モデルとして用意された

 レノボジャパンが、10月になって発表したThinkPad T410sはボディとインタフェースの仕様は従来シリーズと同様だが、システム構成で、NVIDIAの外付けGPUのNVS 3100Mを搭載して、この外付けGPUとCPUに統合されるIntel HD Graphicsを切り替えて使うNVIDIAの「Optimus Technology」に対応する。

 本体に搭載されたインタフェースや液晶ディスプレイ、キーボードなどは従来と同様で、本体側面に用意されたUSB 2.0が左側面後方にしかないなど、その使い勝手は2010年4月に掲載したレビュー記事で紹介した内容と共通だ。

液晶ディスプレイのサイズは14.1型ワイドで解像度は1440×900ドットと、従来モデルと変わらない(写真=左)。キーボードレイアウトも同様で、縦方向に2段分を取ったEscキーとDeleteキーや、“印はく”を取り入れたタッチパッドのドットプリントなど、ThinkPad T400sから導入されたレイアウトを継承している(写真=右)

正面にはインタフェースを用意しない(写真=左)。一方で背面にはアナログRGB出力、有線LAN、USB 2.0(電源オフ時に接続機器への充電に対応)、USB 2.0(eSATA兼用)、DisplayPortなど、多くのインタフェースを備える。その多くは差したらそのままで済むが、本体を持ち出そうとすると数も多く背面であるだけに抜くのは容易でない(写真=右)

左側面にはUSB 2.0と5in1カードリーダ、もしくはExpressCardスロットを備え(写真=左)、右側面には無線接続のオン/オフスイッチと内蔵ドライブを搭載する。そのレイアウトは従来のThinkPad T410sと変わらない(写真=右)

底面からメモリスロットとmini PCI Expressモジュールにアクセスできる(写真=左)。バッテリーは4セル、6セル、9セルが選択可能。ACアダプタのサイズも従来のThinkPad T410sと同じで評価機に付属したコードは太いタイプだった(写真=右)

Optimus Technologyの設定は“競合他機”と同じ

 NVIDIAのOptimus Technologyの詳細は、こちらの記事で紹介しているが、処理性能が高いが消費電力も多い外付けGPUと、消費電力は抑えられるが処理性能も低くなるCPU(もしくはチップセット)統合型グラフィックスコアを、NVIDIAが用意するプロファイルに従って動いているアプリケーションごとに切り替える機能で、この切り替えが自動で、かつ、再起動なし、そして、画面のブラックアウトなしで行われるため、ユーザーは、その切り替えを意識することなく利用できるのがOptimus TechnologyのアドバンテージとしてNVIDIAはアピールしている。

 コンシューマー向けモデルで、外付けGPUの性能は3Dゲームなどで特にメリットがでてくるが、NVS 3100Mを搭載するThinkPad T410sでは、“ビジネス利用におけるOptimus Technologyのメリット”が求められる。NVS 3100Mは、ビジネス向けのGPUラインアップのミドルレンジモデルで、上位モデルにはNVS 5100M、下位モデルにはNVS 2100Mがある。

 それぞれで、内蔵するCUDAコア(統合型シェーダユニット)の数と物理シミュレーションエンジン「PhysX」のサポート、グラフィックスメモリの容量とバス幅、コアクロック、シェーダクロックが異なるが、NVS 3100Mは、CUDAコアを16基搭載し、コアクロックが600MHz、シェーダクロックが1470MHz、グラフィックスメモリを512Mバイト搭載してメモリバス幅は64ビットになる。動作クロック以外は下位モデルのNVS 2100Mと共通で、デスクトップPC向けGPUでは、バリュークラスのGeForce 210などに相当する。

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