“歴代最高キーボードとCore i5の最強コンボ”な「ThinkPad T410s」を楽しむ(1/3 ページ)

» 2010年04月02日 11時30分 公開
[芝田隆広(撮影:矢野渉),ITmedia]

軽い「T」でパワフルノートを持ち歩く!

Arrandaleを搭載した「ThinkPad T410s」。その姿は“T400s”とほぼ共通する

 レノボ・ジャパンの「ThinkPad T410s」は、スリムなボディを採用しつつ、ヘビーな処理もこなせる環境を提供するハイパフォーマンスな薄型ノートPCだ。ThinkPad Tシリーズには「T410」「T510」というモデルもあるが、これらの本体重量が2キロを超えているのに対してThinkPad T410sは約1.79キロと、携帯性を重視しつつメインマシンとして使えるパワーも兼ね備えたバランスで多くのユーザーから注目されている。

 「T410s」という製品名からも分かるとおり、このモデルは同社が2009年6月に発表した「ThinkPad T400s」の後継機種という位置づけだ。ThinkPad T400sといえば、もともとキータッチに定評のあるThinkPadシリーズの中でも、“歴代最高”と開発者がアピールするキーボードを搭載したことで話題となった。そのキーボードはThinkPad T410sもそのまま受け継いでいる。基本的に、ボディについてはThinkPad T400sとほとんど共通で、見ただけでは区別がつかないだろう。本体サイズも、337(幅)×241.5(奥行)×21.1〜25.9(高さ)ミリと、ThinkPad T400sと変わらない(ThinkPad T400sの詳細については、写真とデバイスマネージャーと分解サンプルで見る「ThinkPad T400s」を、開発者のインタビューは、求められたのは薄くて軽い“T”──開発者が語るThinkPad T400sの「メリハリ」を参照のこと)。

 ThinkPad T410sで最も大きく変わったのは、ボディ内部のプラットフォームだ。ThinkPad T400sはCore 2 Duo SP9400(動作クロック2.4GHz)とCore 2 Duo SP9600(動作クロック2.6GHz)が選択可能で、チップセットはIntel GS45 Expressを採用していた。これに対して、ThinkPad T410sはCPUに“Arrandale”世代のCore i5-540M(動作クロック2.53GHz)、またはCore i5-520M(動作クロック2.4GHz)が選択でき、チップセットがIntel QS57 Expressとなった。

 ThinkPad T410sで導入されたCore i5-540M/520Mは、2010年1月に発売された“Westmere”世代のコアを採用するデュアルコアCPUだ。32ナノメートルプロセスルールを採用し、1つのダイにCPUコアと45ナノメートルプロセスルールのグラフィックスコアを統合する、開発コード名“Arrandale”と呼ばれていたモデルだ。Hyper-Threading Technology(HT)に対応しており、1個の物理コアで2スレッドの同時動作が可能なので、CPU全体では最大4スレッドが同時に実行できる。また、Turbo Boost Technology(TBT)にも対応するので、Core i5-520Mの定格動作クロックは2.4GHzだが、CPUの動作状況に応じて動作クロックを最大で2.93GHzまで向上できる。

 ThinkPad T410sは、CPU以外にもBTOで購入時にスペックが変更できる。特に注目したいのが、グラフィックスチップにCPUに統合されたグラフィックスコアのほかに、外付けGPUとしてNVIDIAの「NVS3100M」も用意されている点だ。このGPUは、NVIDIAのノートワークステーション向けラインアップで、CUDAコアを16基内蔵し、DirectX 10、PhysX、PureVideo HD(1080p)をサポートする。CPUに統合されたグラフィックスコアとNVS3100Mはスイッチャブルで切り替えて使うことも可能だ。

 今回の評価では、CPUにCore i5-520Mを搭載し、NVS3100Mは搭載しない構成の「2904ELJ」を試用した。メモリは2Gバイトを搭載するほか、HDD容量は250Gバイト(1.8インチ、5400rpm)、光学ドライブにDVDスーパーマルチドライブを内蔵する。また、OSは32ビット版のWindows 7 Professionalがプリインストールされていた。

評価に使ったThinkPad T410sの構成をデバイスマネージャーで確認する。評価機に搭載されていたHDDは東芝の「MK2529GSG」だった

光学ドライブも着脱可能で、レノボ・ジャパンが用意するウルトラベイ対応のオプションに交換することでユーザーが構成を変更できる

キーボードユニットとパームレストパネルを外す(写真=左)。底面にはキーボードにかかった液体を排出する導水路と海外向けモデルで利用できるSIMカードスロットがある(写真=右)

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